曇り模様 (ページ15)

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「いや？初恋俺ちゃうんやって」

『私26ですよ？それで初恋まだって。
私、幼稚園の時好きな人いたんで』

「ふーん。興味ないわ」

他の芸人さんと話し始めたゆっちゃん。

てめえが聞いてきたんだろ。
まぁ、こんな事を言えばプライドはズッタズタだろうから
言わないであげる私って優しい

「喧嘩したらあかんで？」

『その喧嘩の内容全てに関わる川西さん凄いです』

あ、でも今回は違うかなー。って言っておく。
一ミクロも川西さん関係ないしね。あ、え。うん。

「関わってる事自体を珍しいって感じにせーへんと。」

一生無理なんだろうけどとりあえずは頷いておく。
うんうん。相槌を適当に打っておく。

『あ、逆に河井さんの初恋私じゃなかったら家帰った瞬間命はないと思ってもらわへんと。』

「えらい物騒やね」

『それげーいんであの人怒りましたもん。』

おあいこだぁ。そう言って背中に向けて中指を立てた。

ゆずると話してた若手さんはそれに気づいて笑ってた。

その笑顔、いつまでも大切にしておくんだよ？
口にはしない思いを若手が若手に伝える。

説得力ゼロだぜ。なんて振り向きざまに言えばまさかの先輩、

土下座しか謝罪方を知らない私は笑っておいた。