Into_You (ページ6)

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あの子ページ6

亜嵐side

石井｢白濱～このノート職員室までよろしくなぁ～｣

はぁ～朝からなんで僕がこんな量のノート運ばなきゃいけないんだよ。石井恨んでやる

本当にだるい…
あーあの子に会えたりしないかな、なーんて夢みたいなこと思いながら歩いていると

｢｢ドンっ…バサバサバサ…｣｣

通りすがりに誰かに当たってしまった…

うわぁ～まじか。拾うのめんどくさ

？｢ご、ごめんなさい｣

と、可愛らしい女の子の声がした。
上履きを見る限り後輩かな？？

亜嵐｢大丈夫だよ。顔上げて。｣

この子に悪気は無いしね。

…って

この子って！？

え？もしかして幻覚か？？僕の見間違え…

いや見間違えるはずがない

僕がひとめぼれしてしまった"あの子"だ…

？｢は、はい。大丈夫です。先輩は大丈夫ですか？？ノート落としちゃってすみません(._.)手伝います。｣

なんて、優しいことを言ってくれるこの子
あー好きだな、なんてね

亜嵐｢わざわざごめんね、大丈夫だよ、ありがとう！俺は白濱亜嵐。｣

少しでも頭の中に残ってくれればいいな、ってね

…自己紹介したらこの子じっと僕のこと見つめてくる。待って待って、どうしたの？可愛いすぎて心臓出そうなんですけど。

亜嵐｢僕の顔ずっと見てるけど、なんか付いてる？笑｣

もう、耐えきれなくて、話しかけちゃった笑
このままだったら死んでたかも笑←

？｢あ、いや何でもないです。ごめんなさい。｣

って顔赤くしながら言うなんて反則すぎ…

ふと、手に持ってる教科書見てみると、次理科室じゃん！！

亜嵐｢って、もうこんな時間…次理科室なの？なら急がないと間に合わないよ？あとやっとくから大丈夫だよ！2人ともありがとね！｣

理科室って何気に遠いんだよな笑

？｢とんでもないです。こちらこそありがとうございました。｣

？｢A、急ぐよ！｣

A ｢うん！それでは、失礼します。｣

なんて礼儀正しいんだぁぁあ！

…ちょっと待って、あの子の友達今名前言わなかった？？

Aって…

可愛い可愛い可愛い…かわいいぃいぃいい！！

名前まで可愛いなんてもぉおおう反則だぁ！！

…ってやばい余韻に浸ってる場合じゃない！
授業遅れる！

ダッシュで行かなきゃ

亜嵐｢はぁ、はぁ｣

｢授業始めるぞー｣

なんとか間に合った…

Aちゃん…

可愛かったな

優しい子だった…

｢また、会えるかな…｣

なんてね…