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目の前の玉森くんは
テレビを見ながらスマホをいじりつつ
買ってきたたくさんのコンビニ飯をちょこちょこつまんでて、帰る気配はまったくなさそう。
｢私たち、別れたよね？｣
｢うん｣
｢なのになんで毎日来るのかな｣
｢だって会いたくなるんだもん。
Aちゃんち居心地いいし｣
｢だからって、｣
｢それにさ、別れたっていうか
俺たちは元の関係に戻っただけでしょ？
ほら、Aちゃん前言ってたじゃん。
友達以上恋人未満って｣
｢……言ったけど｣
｢だったらこうやって一緒にご飯してても
別に問題ないよね？｣
なんだかよく分からない理論で諭されて
言い返すこともできずにいると玉森くんは続けて
｢俺はまだ好きだよ。
Aちゃんのこと｣
もぐもぐしながら
じっと見つめられて。
｢戻れるなら
いつだって戻りたいと思ってるし｣
そんな事を言ってくるから
玉森くんの前から立ち上がって冷蔵庫に入れておいたスイーツをとりにいった。
結局あの後、ペロッとコンビニ飯を食べ尽くした玉森くんは21時過ぎに帰って行った。
今日も出社すると
入口で玉森くんと一緒になる。
｢おはよ。Aさん｣
｢おはよう｣
ビルの外には今日もトラックが止まっていて
デスクやら観葉植物やらを運びこもうとしてる。
｢そういえば上の階、決まったみたいですね｣
｢そうなんだ。早いね｣
先月空きになった
私たちの会社のビルの上の階。
｢コンサル系の会社らしいですよ。
社長が結構若いらしくて｣
｢へぇ。詳しいね｣
｢この前坂下さんがエレベーターで一緒になったみたいで、気さくな人だって｣
玉森くんが言い終わると同時に
オフィスのある階にエレベーターが到着して
ドアが開く。と、
｢あれ？A？｣
何故かそこに立っていたのは
パリッとしたスーツ姿のミツで。
｢もしかしてここ
Aの会社だった？？｣
会うのなんて1年？とか
それくらいぶりなのに
まるでずっと親しい友達だったみたいなノリで普通に話しかけられて。
｢……うん、｣
びっくりしすぎてそれしか返事出来ずにいると
｢Aさん、時間｣
玉森くんに言われてハッとして
エレベーターから降りてオフィスへ向かった。
｢俺上の階借りることになったから。
よろしく｣
通り過ぎる時にそう言って
ひらひらと手をふるミツは昔と全然変わってなかった。
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ともみ(プロフ) - 続きが読みたいです (2022年9月10日 22時) (
レス) @page40 id: 310fa4f3d6 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - りーちゃんさん» いつもありがとうございます(;∀;)お待たせいたしました！！！笑 国民の元カレこと北山宏光さんの出番でございます(*´`) (2021年7月20日 20時) (レス) id: 380140940f (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とうとう来ましたかー！待ってました！！！楽しみにしております♪(о´∀`о) (2021年7月17日 23時) (レス) id: 08f03cdb41 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - みゆ様ー(*´`)こちらにもありがとうございます！わたくしワンコ玉森くんには存分に振り回されたい癖がありまして(みつ担)。妄想爆発しております！この後は国民の元カレの出番でございます！笑 (2021年6月27日 0時) (レス) id: 5ef237a161 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - か、可愛すぎて私は完全にやられちゃいました…(みつ担)可愛いのに、やっぱり男だから抱きしめられるとすっぽり収まっちゃうの体験したい〜！元彼が三人ってことはもしかしてこの後…？！わくわく♪キュンをありがとうございます！続き楽しみにしてまーす(＾＾） (2021年6月17日 21時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayumitsu
| 作成日時：2021年6月11日 17時
