ベランダの恋＿2

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次の日。


今日はAとご飯だー、って
うきうきしながら昼休憩から戻る。




Aはお酒飲まないから、
美味しいご飯のとこがいいなー。



ベタにイタリアン？

それかがっつりお肉か、
はたまた海鮮系とか。

あ、中華もいいかも。





自分のデスクでスマホを見ながら、
いい感じのお店を探してる。



｢ん〜〜〜、

どうしよっかなぁ〜〜｣




早めに戻ってきたから、
フロアには俺しかいないから独り言。


椅子とかくるくるさせちゃったりして。




てか、Aって何が好きだっけ？



『裕太の好きなのでいいよ』



そうそう。

お店決める時も毎回そんな感じで。

そんでどこに連れてっても、
美味しいね、ってニコニコしてくれて。




あー、空想の中でも可愛い...



｢んふふっ｣









｢.....あの、｣

｢ぅわあっ｣





びっっくりした...！





｢すみませんっ、驚かせちゃって｣

｢あ、いや、...うん、平気だよ｣




小島さん、いつからいたの。


俺スマホ見ながら超ニヤニヤしてたんだけど。







｢あの、｣

｢ん？｣


｢...カフェオレ、入れたら飲みますか？｣

｢あーー、うん、..じゃあもらおっかな｣



入れてきますね、って
1度フロアから出て行った小島さん。




気まずっ。

絶対色々見られちゃってるじゃん。









戻ってきた小島さんの手には
カフェオレの紙カップ2つ。





｢どうぞ｣

｢あ、ありがとございます｣





俺の机にカップを置いた小島さんは、
起き終わっても俺の隣にいる。





｢..........ん？｣



ちょっと無言の空間が気まずすぎる。

耐えかねて小島さんに伺う。




｢あの、.....昨日、｣

｢きのう？｣

｢はい。...ありがとうございました。｣

｢へ？あ、うん...｣




ペコって頭を下げると、
小島さんは自分のデスクの方に戻っていった。






昨日って、
...もしかして給湯室のアレ？？




チラ、って小島さんの方を見ると
少しだけ目が合って逸らされた。

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