ベランダの恋＿2

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＿


｢....かえる｣


項垂れてた頭をぐっと起こす、けど
またふにゃってしちゃって後ろのベットに寄りかかった。


｢抱っこしてつれてこっか？｣


北山さんが私に近付いてきて
腰を支えてくれた。


｢それは、はずかしいからいやです｣

｢そーゆー判断はできんだ(笑)｣


支えてくれた腰をグッと引き寄せられるから
寄りかかる所がベットから北山さんの胸元に切り替わった。



｢きたやまさん..わたしも
しばらくれんあいおやすみしようかなぁ｣



ほわほわして気持ちいい所に
北山さんに包まれた温度がさらに気持ちよすぎていつの間にか北山さんの洋服を握ってた。




｢...一緒だね、そしたら｣



顔にかかった髪の毛を
北山さんがどかしてくれた。

もう瞼を開ける力が残ってなくて。

身体は寝てるけどなんとか頭だけ起きてる状態。




｢ふふ、...いっしょ｣


よく分からないけど笑ってしまった。



目を閉じてるけど視界が暗くなって
そう思ったらふんわりと唇に何かが触れた。



それが何か確かめたくて
薄く目を開けると北山さんがすぐそこにいた。




｢...ごめん。可愛くて｣

｢......かわいく、ないです..｣

｢もっかいしてい？｣


北山さん、話繋がってないですー。



返事もしてないのにまた唇が重なった。

今度は離れたと思ったらまた
ちゅ、ちゅ、って続けてキスされて。


角度を変えて唇を割ってきたと思ったら
北山さんの舌が私の舌を迎えにきてペロッと舐めてきた。





｢......はぁ、....んーっ｣




お酒で火照った私よりも、
更に熱く感じた北山さんの口内。


ふわふわした頭じゃ正常な判断ができなくて
簡単に快楽の方へ転がってしまいそう。





長くキスを交わして、
やっと唇が離れた頃には息が上がってしまう程だった。


それに、もういっそこのまま
北山さんと一線を超えてしまったとしても
お互い恋人はいらないって言ってるからそれはそれでいいんじゃないかとか思えてきてしまって..。





｢...帰る？｣



北山さんに頬を擦られて問われた質問に
私はううんと首を振ったら

そのまま抱き上げられて後ろのベットへ
連れていかれた。

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