＿＿＿＿5 ページ5
＿
ホテルに着いてすぐ
唇を塞がれて、しつこいくらいに続くキス。
｢んっ、……まっ、て、｣
ベットまで押されて、押し倒されて。
付き合ってる彼のこととか、
もしバレたらどうしようなんて考えさせる暇もないくらいに責め立ててくるキスに必死についていくしかなくて。
｢きたやまさんっ、、シャワー、したい、｣
｢いらねーって｣
既に洋服の中に入り込んでる手の動きを止めることなく、そう言い放つ北山さん。
最初こそ抵抗していたものの、
次々来る刺激と快楽に簡単に溺れていった。
:
:
翌朝目を覚ますと、
もうベットに北山さんは居なくて。
鞄が置いてあるテーブルに、
現金が置かれていただけだった。
平凡な私には刺激的すぎた一夜で。
何度も求められて、…私も北山さんを求めた。
忘れなきゃいけない。
でも、きっと忘れられない気がする。
もう、会えないのに。
･
･
数週間が過ぎた頃、
ケータイに知らない番号から着信があった。
｢…はい、｣
『A？』
私の名前を呼ぶその短い言葉だけで、
ドクンと大きく心臓が跳ねる。
｢…北山さん？なんで？｣
『ん？番号教えてもらったじゃん』
｢嘘、私教えてない｣
『あー、A寝てたけどな』
んはははって、
特徴的なその笑い声も。
聞いたら思ってしまうの、会いたいって。
『いつ会える？』
｢……いつでもいいよ、｣
北山さんに会いたい。
北山さんが、いい。
こんな気持ちにさせるのは、
ぜんぶ北山さんのせいなんだからね。
遊びでもなんでもいい。
悪い子って言われても。
北山さんとの電話を切ってから
抜きとった彼とのペアリングをジュエリーケースにしまった。
end.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayumitsu(プロフ) - りーちゃんさん» 分かります！！絶対上手いですよね！ちゅって可愛いのもいいし、はむはむしてくるのもいいし、食われるんじゃないかってくらい濃厚なのもいいですよね…簡単に想像できちゃうから困りますね(*´`)高嗣への罪悪感と北山さんへの気持ちで葛藤してみたいっす。 (2019年10月4日 9時) (
レス) id: d5d74b86d7 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - はぅぅぅぅぅぅ(´；ω；｀)猫舌なのに熱々のカフェオレ入れるミツが好きすぎます！！ずっと好きだった思いが重なって最高じゃないですかー！！もう絶対にみっくんってキス上手いでよね！！！あのちょっと厚めの唇でめちゃくちゃにされたいです。 (2019年10月3日 23時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - piroponcandyさん» 男と女が付き合うのってタイミングじゃないですか。それがズレちゃって結局想い合ってたのに高嗣と付き合うことになって、だけどミツも主人公も惹かれあってるのは薄々感じてて…みたいな(*´`)もう禁断のやつです。体重ねちゃったら友達には戻れませんからね(´-`) (2019年10月3日 15時) (レス) id: d5d74b86d7 (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - うひょ〜高嗣くん残念。グイグイ来る北山さんには、勝てませんよね〜。思い断ち切れないの分かる！カッコいいもん北山さんの方が！友達、彼氏最高です。この短編集好きなので、更新楽しみにしてます。 (2019年10月3日 6時) (レス) id: bcc9486015 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - あやみつさん» ぬわぁ！コメント見落としてましたあやみつちゃんごめんなさい(´TωT｀)地元×幼馴染×宏光、最強説！！チャラ男にも一途にもシフトチェンジできるから北山さんの妄想止まんねーです(´ー｀*)金髪表紙のやつ買いました？カッコよすぎて恥ずかしくて家なのに中々見れない！w (2019年9月11日 18時) (レス) id: b5e7320542 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mayumitsu
| 作成日時：2019年6月12日 18時
