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「おつかれ」
「お疲れ様ですっ」
グラスを重ねて、小さく乾杯。
作った試作を食べて、
「全部美味しいじゃん」って
私が考えたメニューも、
日替わりで出そうかって事になって。
横尾さんに認められて、すごい嬉しい。
「ランチの件は、ゆっくり考えてけばいいから」
「分かりました。でも早くやりたいなー」
「Aって本当に料理好きなんだな」
「小さい頃から作るのが好きで。
両親もいつも美味しいって食べてくれたからより好きになったんですよね、それが嬉しくて」
「そういう人がいてくれるって、いいよな」
一瞬、 横尾さんが悲しそうな表情をしたのが気になった。
「…横尾さんにもいましたか?そういう人」
なんだかお互いの距離が近くなったと勝手に感じていたから、普段は聞かないようなプライベートな事を質問してしまった。
グラスを回して、ワインを飲み干すと
「……いたよ」
そう言う横尾さんの目が寂しそうで。
だって過去形なんだもん。
「いたんだけど、フラれた」
やっぱり。
「そうなんですね…。
ごめんなさい、変な事聞いて」
「いや、いいよ。もう昔のことだから」
笑って、気にすんな、って。
「大切なひとだったんですね、その人」
「まー、そうかな。今は別の人のものだけど」
まじか。
結婚しちゃったとか?
「Aは恋人いるの?」
「私っ?いませんよ。いるように見えます?」
「ははっ。確かに(笑)」
「ちょっとは否定してください?(笑)」
「嘘だよ。まっすぐで負けず嫌いな良い子だなって思うよ」
「………は///」
異性にここまでストレートに褒められる事って無かったから、あからさまに照れてしまう。
「良い子が入ってくれてよかったよ」
あ、そういうことか。
びっくりしちゃった。
横尾さんは社員としての私を褒めてくれたわけね。
1人で浮かれて恥ずかしっ!
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mayumitsu(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます!どうにかメンバー全員分書きたいと思っているのですが、、中々はかどらなくて(´-`)お待たせしてしまい本当にすみません。いつか必ず完成させます!! (2020年11月8日 1時) (レス) id: b726558619 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - この小説大好きです!他のメンバーの方バージョン結末を見たいです! (2020年10月24日 0時) (レス) id: 5cc90f1c77 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - あやみつさん» ありがとうございます(;∀;)頑張ります!!後半怒涛のちやほやタイムでしたね(笑)詰め込んでみましたwチャラ山全開で行きたいと思いますのでお付き合いよろしくお願いします(//∇//) (2019年4月14日 22時) (レス) id: 90f4627b60 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - yokonana(nanaco)さん» ちょっと書けるか不安ですが、じっくり書いていこうと思います!楽しみにしててもらえて嬉しいです(;∀;)ご期待に添えられる様に頑張ります♪みんなと恋しちゃってください(//∇//) (2019年4月14日 22時) (レス) id: 90f4627b60 (このIDを非表示/違反報告)
あやみつ(プロフ) - 全員に散々ちやほやされた後、それぞれのお話があるなんて楽しみすぎる!!\(^o^)/チャラ山さん好きだからワクワクしちゃいます(((o(*゚▽゚*)o)))全員分書くの大変だと思いますが、楽しみにしてます!mayumitsuさんのペースで頑張って下さい♪♪ (2019年4月14日 17時) (レス) id: 6b2cbdd9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mayumitsu | 作成日時:2019年1月20日 18時