七十二,心配なんて ページ28
気が付くと、私たちは先刻までの交差点にいた。
道の端にはモンゴメリちゃんが座り込んでいる。
敦「ごめん……若し、僕に何か…………」
言いかけた敦君を睨みつけると、モンゴメリちゃんは走り去って行った。
貴女「彼女なら大丈夫だよ、きっと」
敦「でも……」
貴女「私が言うんだから大丈夫よ。ね?」
敦「そうですね…はは…」
森「あああっエリスちゃん!」
__どうやら森さんも、エリスちゃんと合流出来たらしい。
敦「Aさん、あれは何ですか?」
貴女「私たちの知らない世界だよ…」
敦「ああ……なるほど…」
その時、敦君の腰元に鏡花ちゃんが抱きついた。
鏡花ちゃんの後ろから、織田作も現れる。
織田「無事か?」
貴女「うん、大丈夫だよ。」
私がそう答えると、織田作は安心したように私の頭を撫でた。
織田「太宰が心配していたぞ。」
貴女「…!」
”関わらないでくれ”。太宰さんは確かにそう言った。
あの日以来、彼とは一切話をしていないし、会社を休んでいたから顔さえ合わせていなかった。
貴女「太宰さんが私を心配する筈ないよ。」
織田「俺にはそう見えた」
貴女「なら、それは織田作の勘違い。太宰さんは絶対に、私を心配しない。」
織田「何故だ?」
織田作が心底不思議そうな顔をする。
そういえば、織田作には細かい事情を話していなかった。
貴女「太宰さんは、多分_______
私のことが、嫌いだから」
△▽△▽△▽△▽△▽
沢山の応援のコメント、ありがとうございます!
とても励みになります。
亀更新にならないよう努力するので、これからもこの作品をよろしくお願いします。
by,燈麗華
719人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おこげ - は、、面白すぎでしょ、、、 (3月22日 21時) (レス) @page32 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ALIENS - はじめまして。とても素敵な作品ですね。沢山の夢小説を読みましたが、私はこの作品が一番好きです。続きがとても気になります。別所にて続けるという事で、この物語が続いてくれるのが嬉しいです。URLが載っていないので分からなくて残念ですが、更新頑張ってください (2018年10月13日 17時) (レス) id: ff37f9f0cf (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 初めまして。続きが気になるようなストーリー性が面白くて好きです(о´∀`о)しかも読みやすくて最高です!もし、よろしければなのですが、移転先がとても気になってるので教えてくれると嬉しいです。 (2018年6月29日 13時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング - 移転先を教えてください (2018年5月15日 20時) (レス) id: af14027b7c (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 別所のリンク先をおねがいします! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:燈麗華 | 作成日時:2017年3月2日 0時