五十九,はらぺこ○おむし ページ14
次の日、私と織田作は図書館へ来ていた。
織田「本なんて読むのか?」
貴女「こう見えて、学生時代は割と文学少女だったんだよ?」
(※文ストのおかげ)
織田「‥意外だな。あっ、A」
織田作が、文学作品のコーナーへ行こうとした私の手を引いて止める。
織田作との距離が、近くなった。
貴女「ど、どうしたの?」
織田「A______
絵本のコーナーは反対方向だ。」
貴女「いや、いくら織田作でも怒るぞ」←
織田「…? ”はら○こあおむし”を読みたかったんじゃないのか?」
貴女「んな訳ないでしょ」
織田作にとっては、
はらぺ○あおむし=純文学 なのか。
貴女「それよりもさ、織田作が前に言ってた小説は?」
織田「ああ、あれか…」
貴女「私も読んでみたい、探してよ。」
原作で織田作が読んだという、夏目漱石のあの本。
どの作品なのか。私も一度、読んでみたい。
織田「手離さなければ良かったな」
貴女「まぁ、あの時は緊急だったからね。」
織田「ああ」
織田作と並び、黙々と本を探す。
▽ ▽ ▽ ▽
本を探し始めてから数分経ち、以前から探していた小説を見つけた。
しかし、高い位置にあり過ぎて手が届きそうにない。
必死に手を伸ばし、やっとの事で指先が本に触れる。
背は低い方ではないけれど、流石にこれは高過ぎる。
手の届く人なんて居るのだろうか。
貴女「(あと……もうちょっと……)」
その時、私の周りに影が差した。
織田「これか?」
貴女「__!」
織田作が後ろから、私が取ろうとしていた本を取ってくれた。
それは有難い。有難いのだけれど__
貴女「あの……お、織田作?」
織田「…?どうした?」
貴女「顔__」
私に覆いかぶさる形で本を取ったから、織田作の顔が近い。
けれど、この天然は全く気付かない。
それどころか、キョトンとしがら顔を近づけてきた。
貴女「あの、だから…顔が…」
織田「顔がどうした?」
貴女「__近い」
織田「…!すまん」
はっきり言うと、漸く離れてくれる。
織田「…そろそろ、行くか?」
貴女「あ、うん。そうだね」
どうしてだょう、顔が熱い…
今迄こんな事、一度も無かった。
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おこげ - は、、面白すぎでしょ、、、 (3月22日 21時) (レス) @page32 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ALIENS - はじめまして。とても素敵な作品ですね。沢山の夢小説を読みましたが、私はこの作品が一番好きです。続きがとても気になります。別所にて続けるという事で、この物語が続いてくれるのが嬉しいです。URLが載っていないので分からなくて残念ですが、更新頑張ってください (2018年10月13日 17時) (レス) id: ff37f9f0cf (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 初めまして。続きが気になるようなストーリー性が面白くて好きです(о´∀`о)しかも読みやすくて最高です!もし、よろしければなのですが、移転先がとても気になってるので教えてくれると嬉しいです。 (2018年6月29日 13時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング - 移転先を教えてください (2018年5月15日 20時) (レス) id: af14027b7c (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 別所のリンク先をおねがいします! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燈麗華 | 作成日時:2017年3月2日 0時