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「ナイスキー！」
「もう一本！！」
「きゃー！！」
いつもの声掛けに加えて黄色い声が混じる。
『はぁ………。』
いつものマネージャーの仕事に加えて観察もしなければならないのに、
マネージャーの仕事は体育館にいる皆とは離れて行うことも多いので、ちゃんと部員を見れている、という訳でもない。
ファンの皆様には本当に帰ってもらいたいが、私が現在襲われていない以上、
今が鬼を捕まえる最大のチャンスとも言える。
だから私がしっかり監視できていればもう任務は終わったようなものだが、
上記のような現状なので、どうしようかと私は悶々としながらいつもの倍のスピードで仕事を終わらせていた。
もうこうなったら本気出す。
そもそも、私がマネージャーじゃなくてファンの立ち位置だったらもっと自由だったのに。
…あ、でも私がマネージャーだから今の状況があるのか。
あー、もう！今だけファンになりたい。
「松本ちゃん次記録お願いしていい？」
『あ、はい！』
誰も不審な行動をしていないかこれまでにないくらい目を光らせて部員を見ながら色々考えていたら、黒尾さんに記録を頼まれた。
うああああ！！もう！！！
記録って一番周り見れない奴じゃんか！
と、内心荒ぶりながらも素直に記録を付けていった。
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そうして、何とか一回目の休憩の時。
休憩。
それは、マネージャーが一番忙しい時間であり、一番襲う可能性の高い時間でもある。
つまり私は、仕事をしっかりこなしながらさっきよりもっと目を光らせなければならない。
「どうした？なんか疲れてるように見えるけど、大丈夫か？」
今日の放課後練はずっと気を張っていたので、疲れが表に出ていたのだろうか。
よく周りを見てくれている夜久さんに話しかけられた。
『だ、大丈夫ですよ！昨日少し夜更かししちゃって…。』
話しかけられるとあんま周り見れなくなるから今だけはその優しさはいらない…！と思いながら、
笑顔で夜久さんに答える。
あまりキョロキョロしていたら怪しまれるだろうか。
いや、今は怪しまれるなんてどうでもいい。
誰かの命が私に掛かっているかもしれないから。
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赤兎(プロフ) - フレフレ組尊いさん» そんな事を言って頂けて嬉しいです…！！頑張ります！！！ありがとうございます!!!!! (2020年6月20日 14時) (
レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 赤兎さん» それなです。こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます！更新頑張ってください！！ (2020年6月19日 1時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - ＝クロスオーバーって最高。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 好きなアニメ×好きなアニメ＝最高 (2020年6月16日 0時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - 無月来夢さん» 研磨良いですよねぇ…！私も大好きです!!コメント嬉しいです有難うございます!! (2020年6月14日 17時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎 | 作成日時：2020年5月24日 12時
