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その時ー
ガシッ！
がしっ？
って、…………え？
そこには……
俺の事をしっかり抱きしめる……
ユ「A……さ…………ま？」
いきなりの事で驚いてしまう。
え、なんで？どうして？今までと違うくない？そんなタイプだった？
という疑問が生まれる。
また、雷が光る。
ユ「………雷…苦手なの？」
すると、A様は首を横に降る。
確かに、全く動じておらず…
ユ「え…？ホントにどうしたの？いつもと違うよ？
こんな時だけど紅茶飲む？持ってきたし！」
「…………ぃ…………て……の。」
ユ「A……様？ごめん、全く聞き取れなかった。
もう一回言って？」
すると、灯りが点いていないから
てっきり俺の見間違えだと思っていたが俺の
手袋越しに感じる。
…………泣いてる？
それで、なぜだかわからないけど
ぎゅっ…………
守ってあげたくなった。
わからない、わからない。こんな感情。生まれて初めて体験する
こんな気持ち。けど…俺にとって
なんの得にもならないかもしれないのに…なんでだろう…
なんて、考えてしまう自分もいる。
「くら…ぃの……苦手……なの。」
俺が考えている時にとつ前言われた、その言葉。
暗いのが苦手？
ユ「大丈夫だよ…俺がここにいるし……いざって時、守ってあげるから……」
その言葉に安心したのか、
A様は、多分…多分だけど……
泣いてて涙が伝っているのだろうけど、
暖かい優しい笑顔をこちらに向けていたのだろう……。
そんな時だった。
パリンっ！
不吉な窓ガラスの割れる音がA様の部屋の中から響いた。
ーーーーーー
ユ「A様、下がって……！」
そう告げた瞬間、
何にものかが俺たちに斬りかかってくる。
目が慣れてる奴らとは正直分が悪い。
そんな時誰かが自分の横を
通り過ぎていく。
しまった……そう思った……
ユ「A様！逃げて!!遠くに！」
「…………」
しかし…
「きゃあ!?」
賊「へへ……おい、執事。この女を死なせたくなかったら
……動くんじゃねぇぞ？」
俺は、眼を見開く。
…………ああ、アラン様の言ってた…
レイ様を失う直前と同じ状況だ……
ユ「……」
「ユーリ……さん……」
俺の意識はA様の言葉によって引き戻される。
俺は眼を閉じ……眼を開けた時に……A様は……肩を震わせる
多分……恐ろしかったんだろう。…俺のことが。
…………俺の眼が狂気の色に染まる………
ユ「あんた達……覚悟できてるよね……？もちろん。」
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双子人形 - すごくおもしろっかったです！更新頑張ってください！ (2016年9月3日 20時) (
レス) id: 6dd0cc9a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せぴあ | 作成日時：2015年12月29日 12時
