オタクに恋する最強さん【五条悟】

30万円 ページ32

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放課後の教室。

椅子に座って足を組んでる先生が今、目の前に。




五条「怒った理由、分かったよね？」



『はい…』



五条「Aに何かあったらって思うと

気が気じゃないんだよ。


僕の口調が荒くなるぐらい、最近のAは気が緩み過ぎてる


その所、ちゃんと自覚しようね」



『はい…、っごめんなさい』




今日の私ダメだ

優しくされても泣きそう




五条「昼間はあんなに怒ってごめんね


そんなに目を腫らして…怖いから泣いたの？」



『最初はそうだったけど、…よく考えたら

自分の認識の甘さが原因だったなって…』



五条「うん、分かってくれたならいいんだよ。



もう怒ってないよ、おいで？」




手を広げて私を迎え入れてくれる仕草をしてる。

…今の私にそんな資格はない。




五条「え、ちょ、泣かないで⁈」



『私みんなに迷惑かけた…足手纏い…』



五条「ちょっとみんなー！

隠れてるの分かってるから出てきなさい！
そして僕を助けて‼」



禪院「うわだっせー…

まともかもしれないと思った私が馬鹿だった」


虎杖「今日任務から帰ってきたら、ずっとこんな感じだったよ

何言ってもマイナスに捉えんだよ」



五条「僕、珍しく教師らしい事言ったんだよ？

生徒兼彼女の安否を心配したのに、こんなにネガティブになるとは思わなかったの

逆に今の状態の方が危ないんだけど」




伏黒「先生がいない時は俺が守るんで」


五条「…は？」


伏黒「俺とAの術式は相性が良い

いざとなったら俺も守ってもらいます。
Aには俺の背中預けてるんで」


五条「…」



恵と目が合う。


すぐ逸らされたが
恵の顔はほんの少しだけ赤らんでいたのが分かった。



伏黒「…そういう事だから。

お前もいつまでもへこむな、全然足手纏いなんかじゃない

思考がズレてただけで、それだけ正せば何の問題もない」



『…ありがとう、恵』



伏黒「…っ、」



五条「……」

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