九尾狐がブラック本丸に行きました (ページ25)

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24話ページ25

「私で良いのかい薬研くん、私は君たちの嫌う人間だよ。」
一瞬、五虎退達の時が止まった
「はっ？！人間！？天界なのにか？！」
「おっ落ち着いてください！もしかしたら冗談かも！」
「そうですよ！ねっ！ラルスさん！」
「はっはっは、悪い冗談を言うなぁ。」
「ラルスは人間だよ…」
言いにくそうに雪姫は言った
「まぁ、不老不死で色々会ったらしくて、サクラ様専属の薬師になったんだって…神付は人間でもなれるからね」
「それでも良いのかい？薬研くん」
「あぁ、ラルスの旦那は良い人間何だろ？」
もちろんとラルスは笑う
「じゃあ今からでも教えて貰えるか？」
「良いのかい？天界を見たいんじゃ…」
「天界の調薬法を学べるんだそれ以上のことは無いさ良いだろ？大将、」
「薬研が良いならそれで、帰りに迎えに来るね」
頼んだよラルス、と言いその場を後にした雪姫達だった

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「はっはっは、不老不死の人間がいるとはなぁ」
「ほんと、びっくりです！」
確かにそうねと微笑む雪姫、
「次は…管理協会…は、まだ予定時刻ではないから…飴を貰いに行こっか！」
雪姫が指さした先には金色に光る林檎畑
「綺麗な林檎だな」
「こっちは桃が実ってる」
沢山実った天界の果物、季節気候関係なく育つ果物を、見て驚く五虎退達
「おや、雪姫来てたんですか？」
「ヒョウさんお久しぶりです、」
林檎畑の奥から黒髪オールバックのいかにも硬派そうな男性が出てきた
「そちらの方々は刀の付喪神ですね」
「はい！僕は義経公の刀だったんですよ！」
「あぁ、今剣ですね、良く話は聞きますよ。」
少し微笑むヒョウ
「私は時空管理局総合科のヒョウです、こう見えても死神ですので」
「しっ死神！」
「まぁ、無駄な殺生はしませんからね、仕事ですし」
その言葉に少しほっとする五虎退達
「あなたも林檎飴を取りに来たのですか？」
「はい、ヒョウさんも？」
ええ、と頬を緩めるヒョウ
「ここの林檎飴は特別ですからね」
少し上機嫌で言うヒョウだった