九尾狐がブラック本丸に行きました (ページ20)

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19話ページ20

深夜の本丸、
そこで現在この本丸に居る刀剣男士達がとある一室に集まっていた
現在いる刀剣男士たち一覧

【粟田口派】

鳴狐
一期一振
鯰尾藤四郎
平野藤四郎
前田藤四郎
秋田藤四郎
乱藤四郎
薬研藤四郎
五虎退
博多藤四郎
包丁藤四郎

【短刀】
小夜左文字
今剣

【脇差】
にっかり青江
堀川国広

【打刀】
へし切長谷部
山姥切国広
和泉守兼定
陸奥守吉行
大和守安定

【太刀】
鶴丸国永
三日月宗近
小狐丸
燭台切光忠

合計23振りの刀剣男士+ソラが座っている

以下ほとんど会話

「今日、皆に集まってもらったのは他でもない、新たな審神者についてだ」

1番奥に座る平安貴族のような服の男、三日月宗近が口を開く

「新しい審神者ねぇ」

「隠れて観察してたけど悪い人では無さそうだけどどうせ慣れたら前の奴みたいに夜伽を強制するんだろ？」

「マスターはそんな事しない！」
誰かの言葉にソラが言い返した
ほう…と青江がソラを睨む

「あっ…えっと…マスターは……優しくて……そんな事……しない……から」
ビクビクしながらソラが言う
隣に座っていた鳴狐が頑張ったねとソラの頭をそっと撫でた

「でも、たとえ妖物でも信用出来ないね、人間と影で繋がってたり…」

「ん〜、俺っちはそれはないと思う、いち兄や三日月の旦那がみたっていう大将の過去…そしてソラが話してくれた白雪狐一族の話…そっから考えるに、大将は人間と手を組むなんて相当の事がないと皆無に近い」

「過去…ですか？」

「昔、とある山奥に白雪狐と言う妖の一族が住んでいたんだ、しかしある時人間達が一族をほぼ全員狩り殺した…理由は白雪狐の毛は良い反物に成るから…それに子供の肉は不老不死の珍薬に成るから…らしい…」

「マスター、目の前でお父様とお母様…そしてお兄さんを殺されて…いつも言ってた人間は嫌いだって…」

ふむと考える刀剣男士達
しかしそこにまさかの乱入者が現れるとも知らず

--------ｷﾘﾄﾘ線--------
とある洞窟
エンゼルフィッシュが宙を泳ぐ不思議な空間
そこに長いボサボサの長い髪をした中性的な人間が本を読んでいた
「ねぇ！Noname！聞いてる！」
本を読む彼にふよふよと宙を飛ぶピンクのツインテールの少女がはなしかけた
「ハイハイ聞いてるよ雪音、」
「あのね！雪姫ちゃんが審神者になったんだって！行ってもいい？良いでしょ！お願い！」
「わかった、行っていいから降らないで頭がミックスジュースになる」
少女はヤッター！と手を広げたのだった