九尾狐がブラック本丸に行きました (ページ19)

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18話ページ19

「………はっ！」
ぱっと目が覚めた
体は汗で気持ち悪いぐらい濡れている
なんだあの夢は…夢に出てきた自分にそっくりな白雪と言う男…そして今自分の手を握りながら眠っている少女…
彼女の悪夢が自分に流れ込んできたのか…？
「こりゃ、驚きだな…」
頭を抱える鶴丸、周りを見ると一期一振と三日月宗近、が真っ青な顔をして座っており
五虎退は恐怖からか一期に抱きついて泣いている
「お前らも同じ夢を…？」
「多分な…主殿の…記憶なのか……？」
「主様…ﾋｯｸ………」

未だ目を覚まさない少女の目からは涙が零れていた

「もしかしたら…僕達以上に人間に酷い目に合わされていたのかもしれない…」
優しく雪姫の頭を撫でる一期
頭を撫でられた雪姫は少し安心したような顔をしたのだった…
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「ふぅ元に戻った」
「大将、ごめん俺のせいで！」
「ううん、大丈夫だよ気にしないで」

元の姿に戻った雪姫は一期一振、五虎退、三日月宗近、鶴丸国永に向かって頭を下げた

「ごめんなさい、あなた達には見たくないものを見せてしまって！」
「謝るでない主殿」
「貴方の方が辛いのに何故謝るのですか？」
でも…と言葉を紡ごうとする雪姫の頭をを鶴丸が撫でる
「主、俺はお前の事を殺そうとした…人間が死ぬほどにくかったんだ……でも…俺が受けた仕打ちなんてお前がされた事よりもマシかもしれねぇ、なのに俺は主の事を殺そうとしてしまった、すまない！」
「謝らないでくださいよ鶴丸、怒ってませんから…」

少し悲しそうに言うその姿に心を痛めた鶴丸だった
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「1度…本丸にいる刀剣男士だけで会議をするか…」
「会議？」
「主殿の事に付いて皆に話したい…そして未だ出てきていない奴らに主の事を認めてらおう」
「それは良いかんがえですね？」