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第8特殊消防隊ページ9

火「ここは第8特殊消防隊だ」

特殊消防隊………

なんで自分が？？

そういえば、気絶する前に何かやったような……

火「混乱しているところ悪いんだが、歩けるようなら着いてきて欲しいところがある」

「え、あ、はい」

歩き出した火縄さんに続いて、自分もベットから起きてついて行く。

特殊消防隊とは確か、焔人の鎮魂及び謎の解明を元につくられたものだったはず

所属する人は第二から第三世代の者が多く、たまに無能力者が居たりするけど、滅多に見かけない

そんな無能力者が大隊長をしているのがこの第8だったよな？

毎年お母さんが買ってくるヌードカレンダーにそんな事が書いてあったはず……

火「ここだ」

そんな事を考えていたら目的の部屋へ着いたようだった。

コンコンコン

火「失礼します、例の少女を連れて来ました」

？「入ってくれ」

火「はい」

ガチャりと扉を開けるとそこには

「………なんで、筋トレしているんですか？」

筋トレをしている桜備大隊長が居た。

火「大隊長、身内以外の人がいる時は筋トレ、やめてください」

桜「そんな事、気にするな！で、その少女があの時の子か」

ボーッとしながら話を聞いていると、急に自分の方へ話を振ってきた。

「あの、先程から例の少女とか、あの時の少女とか言っていますが、なんの事かさっぱり分からないんですけど………」

桜「君は気絶する前の事を覚えていないのか？」

苦笑いを浮かべ頬をかいた

「お恥ずかしながら何があったか全く判りません」

桜「そうか………入ってこい森羅」

どうやら自分が入った後、待機させていたようだ

入ってきたのは、………夢で見た照れ笑いをしている少年に瓜二つの人だった

少年は私の方へ向くと手を差し伸べた

森「俺は森羅日下部です。よろしくお願いします。女王陛下」

女王陛下……？？？

「あの、さっきからちょくちょく耳にしている女王陛下って一体なんですか？」

桜「え！貴方も知らないんですか？」

どうやら桜備大隊長は自分なら何か知っていると思っていたらしい。

火「本当になんの事か分かりませんか？」

「は、はい…本当になんの事なのかさっぱりで………」