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奪い合い-2 ページ7

カ「おい！いいのかよ！？せっかく女王陛下を見つけたってのに！」

ハ「今はまだ、、その時じゃねーんだよ！」

その言葉にどこか納得いってはいなさそうだが、頷いたカロンは腕に抱いた少女を起こさないように

ゆっくりと丁寧に新羅と呼ばれた少年へと歩いて行く

新羅は白装束達の会話に呆気に取られたのかその場に突っ立っている。

カ「おい、4柱目」

カロン……恐らく敵対しているであろう組織の者に声を掛けられた新羅は酷く警戒しながらカロンを見た

新「なんだよ」

カ「今はお前に女王陛下を預ける！」

カロンは丁寧に新羅へと少女をわたす。

新「は？ちょ！おい」

新羅は混乱しながらもしっかりと少女を抱いた。

少女を抱いた新羅の前に白装束達3人は膝を着き、1人ずつ少女の手を取りキスを送った。

ハ「準備が終わり次第お迎えに上がるから4柱目！特殊消防隊！しっかりと女王陛下をお守りしろよ！！」

ハウメアはその言葉を残して、さっさと帰ってしまった。

桜「ﾊｯ!ちょ！おい待て！」

？「もう、いませんね……」

新「とりあえず、第8に帰りませんか？」

？「そうですね、この方の事もありますし」

桜「はぁ、仕方ない、第8に帰るぞ！それとその子は特殊消防隊で保護する！」