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涙ページ22

それに、お母さんの紹介したい人の事教えて貰ってないよ？

それに……

「自分はまだまだ、お母さんにありがとうも大好きも伝え切れてないんよ………」

あのねあのね、お母さん、自分はまだお母さんのﾀﾋを受け入れて無いけどね、ゆっくりゆっくり自分の中でこの気持ちを昇華できるように頑張るね

だからね、だから………向こうでも安心して見守ってて欲しいんだ

「自分はもっともっと頑張るから」

自分はこの時、本気でそう考えていたんだ。そう、この時は本気で………

どうやら自分はあれから寝てしまったようだ。

目が覚めるとベットの横には金髪碧眼の可愛らしい少女が座ってこちらを見ていた。

『？？？』

寝起きでまだ上手く動かない頭を働かせながらこの人が誰だったかを思い出そうとした。

『えっと……確か』

ア「フフ、アイリスです。ここ第8のシスターをやらせてもらっています。」

そう言ってアイリスさんは微笑んだ。

『あ、はい。自分は』

ア「A 炎さんですよね？」

自己紹介もしていない相手から急にフルネームを呼ばれびっくりした。

『っ！………あ、桜備大隊長から教えてもらったんですか？』

そう。自分は本来保護対象。ならば桜備大隊長が全員に知らせていても可笑しくはない

ア「はい。そうですよ。所で体調は大丈夫ですか？」

『あ、はい。大丈夫です』

アイリスさんは良かったとホッとした様子で胸をなで下ろした。

そんなに心配かけてたんか？

なんか、申し訳ねぇな

『あの、ご心配をおかけして申し訳』

ア「謝らないでください！」

その先は言わせないとばかりに大きな声でそう言われた

『え』

ア「謝られるよりもお礼を言われる方が嬉しいです」

アイリスさんは頬をちょっぴり赤く染めながらそう答えた。

『アリガトウゴザイマス』

尊い………何このシスター様可愛すぎか？？は？？
可愛すぎてキレ散らかすぞ？？？お？？

ア「あ、あの、これ、どうぞ」

自分がアイリスさんの尊さに荒ぶっていたらアイリスさんはいつの間にか手にしていたホットタオルを自分に差し出してきた。

あ、そうか自分めっちゃ泣いたから目が腫れとんか

『あ、ありがとうございます。』

そうお礼を言うととっても嬉しそうな顔でアイリスさんは微笑んでくれた。

ア「はい！動きずらいと思うので私が乗せますね！」