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2度目の気絶ページ19

環の言葉に反応して、2人もやる気を出す

森「そう、だよな、俺たちがもっと強くなればいい事だよな！」

ア「そうだ、姫君を護るのも騎士の務め」

森「あ！また、王つけ忘れてんじゃねぇかよ」

ア「騎士王！騎士王だ！！」

何時もの2人のやり取りを眺めながら桜備大隊長は安心した。

桜「これなら、大丈夫そうだな」

一方、カリムによって氷漬けにされたAは、解凍され、ベットへと寝かされていた。

彼女が目覚める気配はない

sideA

あぁ、まただ、また、自分は暴走してしまった。

また？またって何？？

自分は１回暴走したことがあるの？

今度は失敗しないようにしないと……

失敗？何それ、どういうこと？

自分は何かを忘れてる？

目の前がチカチカとする

目が開けられないほどの輝きが自分を包む

そこから、何分たったのだろうか

不意にトンっと優しく肩を叩かれた

叩かれた方を向くと、輪郭がぼんやりとした女性らしき者がいた

その者はゆらゆらと揺れる純白の布を風に遊ばせながらゆっくりとこちらへと近ずいてくる。

「だ………れ…………？？」

自分の掠れた声に反応したのか口の端が、ふわりと上がる。

パクパクパク

その者は何かを喋って居るのだろう、パクパクと口が動く

「な…に…？聞こえない！！」

自分の声が聞こえたのかまた、同じ言葉を喋るように口をパクパクと動かす

「聞こえないよ！！！」

彼女？の声が聞こえず焦りだけが募り、自分は大声で叫ぶ！

「貴方の声が！！聞こえないの！！」

そう、心の底から叫ぶ

────────5柱目が目覚める──────────

そう、言われた。