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話し合いページ18

第8へと帰ってきた森羅達は食堂に来いと桜備大隊長に呼び出されていた。

食堂へ入ると第8に所属している人間全員が集まっていた。

桜備大隊長は森羅達に席へ座るように言うと、ゆっくりと喋り始めた。

桜「Aは、無事だ。」

桜備大隊長の言葉を聞き森羅は一安心と胸を撫で下ろした。

森「良かった。」

そんな森羅を微笑ましげに見たあと少し声を小さくしながら内緒話をするように桜備大隊長は話し出した。

桜「たが、不可解な事がひとつある」

環「不可解な事ですか？」

桜「あぁ、そうだだがそれを言う前にひとつ、確認したいことがある」

桜備大隊長の言葉を引き継ぐように火縄中隊長が喋り出す。

火「Aは、灰病になるほどの炎を使ったんだな？」

森「え、はい、そうです」

桜「そうか……」

森羅のその答えを聞き、桜備大隊長の顔が険しくなる。

環「それがどうかしたんですか？」

火「そうだな、簡潔に言うとAは灰病にならなかった。それどころか、段々と炎の威力や範囲が強く、広くなっていっているようだ」

火縄中隊長の言葉に森羅や環、アーサーらはどこか納得したように頷いた

ア「確かに、Aは暴走している時、段々と威力や範囲が強く、広くなっていっていたな」

アーサーはAと戦った時のことを思い出していた

アーサーのその言葉は森羅達を呆然とさせた。

森「で、でも、それになんの関係が……」

森羅がどもりながら言う

桜「おそらくこれも女王の能力だろう、それに、このことに灰島工業が気づいたらAは実験台にされかねない」

その場が沈黙に支配され全員がどことなく緊張感を帯びた

そんな緊張感を払拭するようにバルカンが大声をあげる

バ「なら、Aとか言ったっけ？そいつ」

環「あ、あぁ」

バ「そいつの事、しっかり守んねぇとな！」

バルカンのその一言で第8の全員が復活した

環「そ、そうだよな！！あいつは私達が守らないと！」