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天才×バカ ページ5

「あらま、また100点取ったの?やっぱり私の子は天才だわ!!」

母親が奇声をあげる。

学力テスト。全科目平均点以上をマークして、得意の国語だけ満点。

ただ、それだけの事で俺の母さんは喜ぶ。

まるで、“天才な子を持つ母親”にでもなったみたいに。


でも、そんな母さんは、とある俺の友達には心を許してくれない。

「また〇〇と遊んだりしたの?ダメでしょ。成績悪いって、他のお母さん方から聞いたわよ。」


〇〇とは、俺の友達だ。

成績は結論で言うと“悪い”。

でも、俺の友達の中だと“最高”なんだ。



絶対に分かってもらえない俺の気持ち。

遊んじゃダメ、と言われる度に心が痛くなった。





授業参観日、休み時間。

「なぁ、遊ぼうよ!」

〇〇は笑って俺に言ってきた。

周りのお母さん方は、皆俺の方を向いて首を横に振る。

〇〇のお母さんは、今日は来ていなかった。


遊ばない、なんて言えない。

だって〇〇とは・・・最高の友達だから。


「うん!!遊ぼう!!!」


怒られたって構わない。

友達と仲良くする事が、俺にとって一番大事な事なんだから・・・

俳優×恋人→←音楽家×ピアノ



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作者名:みみみー | 作成日時:2018年2月9日 20時

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