京都へ ページ38
*
「良かった…突然倒れた、って聞いたから」
「えへへ……ごめんね?」
まぁ、本人が無事なら良いけど…、と
安堵の笑みを浮かべるみー姉。
心配、掛けちゃったなぁ…
すると思っていた事が顔に出ていたのか、
「当たり前よ?…“家族”なんだから」
少し癖のある頭をゆっくりと優しく
撫でながらそう言ってくれた。
“家族”
それは何年も前までは隣に合った大切なもの。
…今は無いけど、みー姉がいるもんね。
じー、と見つめていると気付いたのか
どうしたの?と問いかける。
その様子が酷く、あの子に重なり心の中で
ブンブンと頭を振った。
「…そうだ、吹雪君達が心配していたわ」
行きましょう?と手がさしのべられる。
「うんっ…!!」
静かにその手に自分の手を重ねた。
みー姉の手は暖かく、とても優しい。
「!!、夕ちゃん」
白恋の食堂らしき所に着いた。
士郎君の声に続き皆に声を掛けられる。
ちょっとだけ、左胸がポカポカ。
みー姉はそんな私の様子に微笑みながら
行っておいで、と背中を押した。
「夕ちゃん、大丈夫だった…!?」
「急に倒れるから驚いたぞ!!」
「特に吹雪がな」←
「き、鬼道君黙っててよ!!//」
「涼野さんが倒れてから皆心配してたのよ?」
「まぁ元気そうで何より、だけどな」
「あれは焦ったっス!!」
口々に声を掛けてくれるみんな。
その表情は笑顔だったりちょっと蒼白…とか()
「みんな、ありがとうっ…!!」
朝。
キャラバンは新たに士郎君を乗せて予告
された、という京都の漫遊寺中学に向けて
出発した。
「…ね、ねぇ。涼野さん」
「……?」
外の流れるような景色を見ていると突然
隣の席になった木野さんに声を掛けられた。
なんだろう、と思い外に向けていた体を
木野さんに向ける。
「…嫌…だったら良いんだけど、私の事、
“秋”って呼んでくれないかな…?」
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緑猫 - 愛詩春花さん» 愛ちゃああああああああああああ(((黙 ありがとうっ!全然ダメダメだけどっw …心情が書けないのよ(笑) …あ、そーいえば黒駒。ミバ制限掛けられたんで()出来れば拡散希望…とか…((( (2015年4月12日 3時) (
レス) id: 7f99277191 (このIDを非表示/違反報告)
愛詩春花(プロフ) - クロちゃん☆だいぶ遅くなったけど← 読みに来たよ！描写力すごいねb (2015年4月11日 19時) (レス) id: 0cffe918c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 | 作成日時：2014年11月24日 18時
