ふうせん。【赤】 (ページ7)

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07. ページ7

貴女side
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翌朝、2人に貰った風船を部屋に飾る。

…神ちゃんの風船、磨きすぎたせいでバチバチ静電気放ってるからしばらく近付けないんだけど。

そんなことを思っていたら、部屋の外から足音がした。

橙「A～、起きとる？」

「うん！おはよう！」

橙「ん、おはようさん。ご飯出来とるから降りてき？」

…本当にお兄ちゃんは出来たお嫁さんだ。(違う)

しかも自分で作った料理とか関係なく美味しそうに食べるから見てる方が幸せになる。

そちらのお姉さん、ダイエットに効果的ですよ。優良物件ですよ。お婿に貰って下さい。アッでもたまに一緒に太ることがあるので気を付けて下さい。

リビングへ向かうと、聞き慣れた音が響き渡る。

ピンポーン…ピンポピンポピンポピポピポピポピポ！！！！！

橙「やから！！！入って来い言うとるやろ！！！」

赤「あひゃ、おはよう！今日もいい天気！」

「デジャブ…」

まぁこれが毎日だから慣れましたけどね。ははは。

とりあえずスルーしてご飯を食べる。

橙「A、美味し？」

「うん！私、ご飯作れる男の人って素敵だと思うよ！」

赤「！！！？？？？」

橙「本間？俺Aに褒められるんが1番嬉しいわぁ…！」

「お兄ちゃん大好き！」

橙「A大好き！！」

ご飯を食べながらこんな会話をしている兄弟に呆れたのか知らんけど、重岡が目を見開いてそのままフリーズしている。

…よし、置いて行くか。

「行ってきまーす」

橙「ほい、行ってらっしゃい！」

赤「まっ、1人にせんでーーーー！！！」

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緑「…なぁA、しげ最近料理始めたらしくて俺に教えてって言うてくるんやけど何か知らん…？」

「んー…、分かんない、好きな人が料理男子が好きな人だったんじゃない？」

緑「A…………そうなんや…………」

「えっ」

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