25話 ページ26
女子3人の私たちが一緒に班になることになった男子は3人。
そのうち1人は軽音部の菅原真斗だった
「お、高尾と同じ?まじかよ」
黒板に記入されていく班のメンバーを見て、知り合いと同じだったことが嬉しそうな菅原は、私に向かって「よろしくなー」と声を上げた
私はめんどくさそうに「おうおう」と返事をして、その他のグループが決まっていくのを眺めていた
「引率の先生は、各クラスの担任と…あと保険の先生と副担の緑間先生だ」
うちの担任がそういうと、真ちゃんのことをよく思ってる生徒たちが「やった!!」と声を上げるのが聞こえて
私の胸は忘れたい彼の名前にざわざわとわかりやすく反応した
修学旅行くらい忘れたかったのにな、来るのか、なんてがっかりするのと嬉しいのと
どちらかわからない感情が頭の中をぐるぐるして
私は誰にも見えないように頬をパチンと叩いた
佐藤先生も担任を持ってるからきっと一緒に来るんだ、なんで余計なこと考えて
どうでもいいのに
いっそ2人で結婚してしまえ
そんなくだらないことを考えながら机に突っ伏していたらホームルームが終わった
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M - 安定の面白さ。黄瀬じゃないのに、、、今まで緑間普通だと思ってたのに、、、今日、りんさんが書いてくれる緑間に惚れましたw更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 5e52fa6283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 10時