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ヌナと一緒にいて心地良いのは、もはや当たり前のように思っていたけれど、これって十分特別なことかもしれない。
「じゃあ僕は、ヌナが溺れないように大きな船になるね。豪華客船になって帰ってくるね」
『だから今のままで良いんだけどね…。分かったよ、気が済むまで大きくなって、帰っておいで』
「体ももっと鍛えたいし。筋肉留学にしようかな」
『戦艦になって帰ってきそうだね』
それから1ヵ月後、僕はヌナと一緒に日本へ行ってご両親にご挨拶をした。
結納はしなくていいよと言われた。
現代では、結納は行なわないことも多いらしい。
そして10ヶ月後、僕はアメリカに留学した。
その3ヶ月後、ヌナが「寂しい」と言って突然アメリカに来たこともあった。
2年半の留学を経て、僕たちは今日、結婚式を迎えた。
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作者名：midorimusi
| 作者ホームページ：https://twitter.com/midorim49986564
作成日時：2022年8月12日 20時
