【d!】鬱ゲーの世界を救いたい

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とりあえずトントンからは免れた。もう一度、状況を整理しよう。確か、ゲーム通りなら私は幹部であり書記長補佐だった気がする。つまりお仕事をしなければならないということか。
生憎前世はOLをやっていたのでパソコンとかは完璧だと思われる。とりあえず、トントンの隣にいればいいってことか。
いやでも仕事なんてしてる暇はない。今は死ぬエンドを免れることが一番だ。トントンに悪いけど仕事ぶっぱも視野にいれよう。

まず最初に潰すエンドもすぐに決まった。
それはロボロルートだ。ロボロルートさえ潰せば死ななくてすむ可能性も高まる。何でかって？そもそも、このゲームには必ず誰かのエンドに繋がってしまうということ。そして、結局死ぬ。
私も前世で死なないエンドを目指して攻略キャラの好感度を下げたが、ロボロは主人公にカメラ越しの恋をしてしまったから接しなくても好感度は上がっていく。
そして、最終的に主人公は監視されている密室に閉じ込められたあとに死に際を監視されながら死ぬ。さらに、ロボロの監視室の存在は４月１日まで分からないというこという防ぎようのない事実。
つまり、ゲーム製作者が主人公を殺しに来る最終手段がロボロルートである。
なので、このロボロルートを潰すというわけだ。
前世の私はこのゲームのマップも把握済みなので監視室の場所なんてわかっている。
さっそく監視室に凸りにいくだけだ。
待ってろよロボロ。

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