召 喚 された【呪術廻戦】

7.清々しい朝 ページ12

天覆side






チュン………チュン………




いつもより、軽いまぶたを開ける。

目を擦りながら、起き上がる。
私が寝ていた所は、漫画でありそうなお嬢様が寝る、カーテン見たいのがついたでっかいベッドだった。









うん、疲労だな。
目を擦る。









風景は変わらない。







叫びを越えて、声にならない声が出た。









うし、頭、整理しよ。


チッチッチッチｯ チーン！




脱走したんだったぁぁぁぁぁあ！！！！！
え、え、逃げれた？？

捕まった？？？




脱走した家は、和風だった。 ここはガッツリ洋風。









逃げれたんだ…………ｯｯ！！！！！







視界が滲む。 泣いてるんだろうな。
声に出さずに静かに泣く。









ガチャリ。






「起きた？天、覆…………。」







ヤバ、 涙よ、止まってよ。



巳瞳凛様が近づいてくる。
さっきまでは、暗くて見えなかった顔が、見えてくる。


困ったように微笑んでいた。









待って。本当の姿の女子版じゃん。

ｴｯｯｯ！、めっちゃ美人………。可愛い。






「よく………。頑張ったね。」


私と目線を合わせるため少ししゃがんで言う。
涙を拭って貰う。









ギュ。




ハグしてもらった。
暖かい。 止めてよ。もっと、泣いちゃうじゃん。









五分くらいずっとハグしてもらってた。


「ふふ、じゃあ下の階の、リビングに先行ってるね。」









あぁ。



私はこの人に守られてばっかだ。








私は、感傷に浸ったあと、身支度を始めた。

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