episode31 ページ32
凛月「ぷはっ、ご馳走様♪」
漸く凛月の口から指が解放された
『ハァ・・ハァ・・何で急に指舐めるの?』
しかも今は血が出ていて余計汚いのに
凛月「何でって、止血だよ。俺のせいで怪我させちゃったんだから責任取らないとって思ったら、つい・・・」
『そうだったんだ』
凛月「それに唾つけとけば治るって教わったから」
『た、確かに治るけど。だからって凛月がつける必要は無いよ』
自分の傷を治す為に人様に唾つけてもらうのは、失礼にあたる
傷口があった箇所を見ると、血の跡は消えていて、傷口も塞がっていた
凛月「いやぁ、さっきも言ったけど。傷見た瞬間、俺が責任取らなきゃと思ったら衝動的に・・・ね」
『そう・・・次からは気をつねてよね』
凛月「ハイ・・・」
凛月は今の言葉がショックだったのか、俯いてしまった
『・・・でもありがとう。お陰で傷が治ったよ』
凛月「フフッ、どういたしまして」
さっきの表情とは一変し、凛月は明るい笑みを浮かべた
(猫みたいだなぁ)
彼の髪を撫でながら心の中でボソッと呟く
高い所から飛び降りても大丈夫な所とか、神出鬼没の所とか似てる気がする
髪の毛サラサラで、撫でてるだけでも気持ちいい
それに、何だか
(眠く、なってきた・・・)
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作者名:灯火 | 作成日時:2018年1月28日 18時