【あんスタ】吸血鬼とシスター【朔間凛月】 (ページ16)

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翌日

叔母「Aちゃん！起きて！」

叔母様に揺さぶられながら目を覚ました

『んん～おはようございます～』

叔母「おはよう。もう真緒君来てるから、着替えたら早く降りて来てね」

『はぁい・・・え』

真緒が家に迎えに来るのは大体学校が始まる20分前
嘘・・・もうそんな時間！？

『ヤバイヤバイヤバイ！』

急いで私服に着替えリュックを担ぎ、2人がいるリビングへと向かった

『ゴメン！遅くな・・・た』

真緒「よっ！おはよう」

『お、おはよう・・・』

下に降りると、真緒は椅子に座り呑気に朝食のフレンチトーストを食べていた

『時間、ヤバイんじゃないの？』

真緒「時間？まだ7時半過ぎだから平気だぞ」

『そ、そっかぁ』

その言葉に安心したのか、身体中から力が抜けた
学校が始まるのは8時半、此処から学校までの距離は僅か5分程度
朝ご飯食べてても余裕で間に合う時間帯だ

『それにしても、今日は来るの早いね。いつもはもう少し遅かったのに』

真緒「ああ、それか。実は母さん朝から出掛ける用事があって帰るのが明日の夜になりそうだから、今日1日お前の家に泊まってこいって言われてて、泊まり用の荷物持っていく関係上ちょっと早めに来た訳だ」

『そうだったんだ』

通りでソファに見慣れない大きめのサブバックが置いてある訳か

『泊まるんだったら昨日の内に教えてほしかったよ、びっくりしたじゃん』

真緒「悪りぃな、帰る時に伝えようとしたんだけど忘れちまって・・・」

『あらら』

しっかり者で世話焼きの真緒にも、何かを忘れちゃう事ってあるんだねぇ
私の場合しょっちゅうだけど

叔母「Aちゃんも座って、早く食べないと出来立てが冷めちゃうわ」

『はーい』

叔母「真緒君、おかわりいるかしら？」

真緒「はい、お願いします」

喋ってるのも良いけど、叔母様の言う通りせっかくのご飯が冷めちゃうし、いい加減朝ご飯たーべようっと

「『いただきま～す♪』」

叔母「召し上がれ」

パクッ

『美味しい～♪』

真緒「あぁ♪」

卵と砂糖に、このカリカリトーストの絶妙なバランス♪やっぱ叔母様お手製の料理は最高なのである♪