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40話 ページ40

杏寿郎はきっと、自分の屋敷に帰ったのだろう。







近々謝らないと、なんて考えつつ着替えを済ませる。







身体は元通りになったが油断できないため、しのぶちゃんに診てもらうことにした。









貴「や、あの・・・・しのぶちゃん?」





恐ろしくニコニコとしているしのぶちゃん。







これは・・・昨夜のことを話せということだろうか。







しのぶちゃんには助けてもらったし、と思い何があったのかを話すと「そうですか」と納得したようだった。









しのぶ「それで今朝に改めて伝えたのですよね?」






貴「それが、私が起きた時にはもういなくて」






しのぶ「はい?」







怒っている。笑っているが確実に怒っている。









笑顔のしのぶちゃんにビクビクしていると、「全くあの人は・・・」と呟いた。









しのぶ「いいですかAさん。さっさと煉獄さんと会って、さっさと結ばれてください」









貴「いやいやしのぶちゃん、結ばれない可能性もある、」








しのぶ「結ばれてください」







貴「あ・・・はい」








これ以上しのぶちゃんを怒らせるとどうなるかわからない、と思い言い訳をやめる。








そのあとは体の状態を診てもらい、特に異常はないとのことだった。







よかった・・・杏寿郎としのぶちゃんがすぐ動いてくれたからだ。








しのぶ「また異常があればすぐに来てください。次に来た時には、いい結果が聞けるのを楽しみにしていますね!」









あ、これ蝶屋敷に行けないやつだ・・・なんて考える。







杏寿郎と会ったとして、何を話せばいいのだろうか。







確かにあの時好きだと伝えたが、それは薬の力があったからだ。






杏寿郎もきっと、薬を飲んだからだと思っているだろう。







でもどうしよう、杏寿郎に口づけさせてしまった。








彼には思い人がいるはずで、もしかすると私が初めての相手だったかもしれない。









いやでも、とても上手だったような・・・と思い出し、ボッと顔が赤くなる。









ブンブンと頭を振り熱を逃がすと、「よし」と決意する。








付き合わせてしまったことに関して謝ろう。







謝るなら早めのほうがいいけど、きっとすぐに会えるよね。








そう考えながら、蝶屋敷を後にした。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久しぶりの更新です

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うりよ - ニヨニヨこの小説を読みながらニヨニヨしてたら父から叩かれました。(ノ#´Д`)イタイ (2020年3月19日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
あん。(プロフ) - ニヤニヤがとまりません〜〜〜!!;; (2020年2月4日 23時) (レス) id: 4bcfa63d15 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - 続きが気になります!おもしろくて前作含めて何周もしてます(^○^)更新頑張ってください! (2020年2月1日 12時) (レス) id: f6e05b3b11 (このIDを非表示/違反報告)
水人(プロフ) - 更新ありがとうござます!お話楽しみにしております^ ^ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 82bf61e120 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - いつも楽しみにしています^ ^更新頑張って下さい! (2019年12月21日 1時) (レス) id: 00fbafc59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月17日 9時

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