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23話 ページ23

貴「はいどうぞ」



杏寿郎「ではいただこう」




夕餉の時間。





料理を机に並べ終わると、杏寿郎は「うまい!うまい!」とバクバクご飯を食べ始めた。





何故か最近、暇ができれば私の所に来ることが多くなった杏寿郎。





今のようにご飯を食べに来るだけではなく、寝に来たり、喋りに来たり、手合わせをしたり。






割と非番の日が被る私たち。



私から会おうと言っているわけではなく、杏寿郎自ら私の屋敷に来るため頻度としてはほぼ半同棲状態だ。






自分の屋敷に帰っているのか、と心配になるほど頻度が高い。




もしかして、千寿郎君か槇寿郎さんと喧嘩して帰りづらいのか・・・??







そう考えるが、杏寿郎の人柄から瞬時にないなと一蹴する。




杏寿郎「Aの料理はどれも美味いな!この味噌汁も毎日飲みたいほどだ」







貴「あ、ありがとう」




「味噌汁を毎日飲みたい」というプロポーズのような発言に、思わず詰まる。




少しドキッと高鳴った胸を落ち着かせ、平常心を取り戻す。






そうだ、杏寿郎はそういう男だ。





貴「杏寿郎、何か悩みでもあるの?」




杏寿郎「何故だ?」






貴「いや、最近私の屋敷に来ること多いから何かあるのかと」







幼馴染の私を頼ろうとしたのではないか、と考えるが首をかしげたところを見るとそうではないらしい。






私がそう言うと、杏寿郎は持っていたお椀を置いた。





杏寿郎「素直に言うべきだと忠告されたからな!その心の準備をしているんだ」





杏寿郎の言葉が理解できず、はて・・・と考える。





忠告と言えば・・・




貴「あぁ、鋼鐵塚さん」





納得するが、ん?と考える。




それだと私の屋敷に来る理由が・・・・・




あぁなるほど、幼馴染の私を頼ろうとしたのは間違ってなかったのか。




じゃあやっぱり悩みあるじゃん、なんて思う。





そっか、杏寿郎はそろそろ思いを伝えようとしているんだ。





できれば協力したくないなぁ、なんて思ってしまう自分に嫌気がさした。

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うりよ - ニヨニヨこの小説を読みながらニヨニヨしてたら父から叩かれました。(ノ#´Д`)イタイ (2020年3月19日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
あん。(プロフ) - ニヤニヤがとまりません〜〜〜!!;; (2020年2月4日 23時) (レス) id: 4bcfa63d15 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - 続きが気になります!おもしろくて前作含めて何周もしてます(^○^)更新頑張ってください! (2020年2月1日 12時) (レス) id: f6e05b3b11 (このIDを非表示/違反報告)
水人(プロフ) - 更新ありがとうござます!お話楽しみにしております^ ^ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 82bf61e120 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - いつも楽しみにしています^ ^更新頑張って下さい! (2019年12月21日 1時) (レス) id: 00fbafc59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月17日 9時

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