天での邂逅 ページ14
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あぁ、私は死んじゃったのか
碌に役に立たずに死んじゃったなぁ
炭治郎は無事だったかな？
ごめんね、約束守れなくて…
此処は天国かな？
あれ、あそこにいるのって……
「A、頑張ったわね」
「A、おいで」
先に天国へ行ってしまったお母さんとお父さんだった
二人は笑いながら両手を広げて私を迎えてくれた
『お母さ、ん！お父…さん！！』
私は泣きながら二人に飛びついた
『ごめんなさい、ごめんなさい！私、ゆうくんもむいくんも守れなかった…二人とも、死なせてしまった、お姉ちゃんらしい事なんて全然出来なかったよぉ！』
「そんな事ないよA。ちゃんと見てたよ
よく頑張ったね、お前達は父さんと母さんの誇りだよ」
「そうよA。お姉ちゃんとしてよく頑張ったわ、ありがとうね。それに、Aがそんな事言ったらあの二人が怒るわよ？」
ほら、とお母さんが私の後ろを指した
そこには、ゆうくんとむいくんが立っていた。
『ゆうくん、むいくん…』
私は二人に駆け寄った…が…
「何で来たんだ」
『え？』
ゆうくんが何故かめちゃくちゃ怒ってる
「何で…何で姉さんが死ななきゃいけなかったんだよ！無一郎と揃ってこっちに来て…何でだよ！！」
『ゆうくん…』
「…好い奴だっていたんだろ？それなのに何で死ぬんだよ」
『その好い人を守れて死ねたなら本望だよ？』
「姉さん…炭治郎に怒られるよ？」
うん、そうだね
きっと怒られるね
でも、でもね…
私はボロボロと涙を零す二人をギュッと抱き締めた
『炭治郎には本当に酷いことしたと思ってる。
また会えたらちゃんと謝るよ。でもね、お姉ちゃんね
また二人に会えて嬉しいよ』
死んじゃったけど、可愛い大切な弟達と両親にまた会えて嬉しいの。
「なんだよそれ…俺は、姉さんと無一郎には死なないで欲しかった、幸せになって欲しかったんだよ」
『私はちゃんと幸せだったよ？可愛い弟達がいて、頼もしい仲間がいて、大好きな人がいた。それだけで、十分幸せだよ』
そう言うと二人はギュッと抱き締め返してくれる
『ねぇ二人とも。生まれ変わったらまた私の弟でいてくれるかな？』
「うん、もちろんだよ姉さん」
「また姉さんの面倒見るのかよ…しょうがないからまた姉さんの弟になってやるよ」
『ふふ、ありがとう。ゆうくん、むいくん大好きだよ！』
大好きだよ可愛い私の弟達…
今度は鬼なんていない平和な世界でまた姉弟になって笑い合おうね__。
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蓮(プロフ) - 翠さん» 翠さんありがとうございます！そんな神だなんで恐れ多いです��(ﾟДﾟ)最近、全然更新出来ずで申し訳ないです…落ち着きましたら更新しますのでまた読んで頂けたら嬉しいですm(_ _)m (2023年1月7日 2時) (
レス) id: 651a3597f5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 蓮さんの作品見て泣かなかったものはない！マジで蓮さんは神！ (2023年1月4日 16時) (レス) @page21 id: 102b9d618a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます！初めて書いた作品なのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです(*´ω`*)今後も面白いと思って頂ける作品を書けるよう頑張ります！！ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - うぅ…最後の方泣いた…(涙脆い)感動しました！ 番外編の腕相撲大会がとても面白かったです！ (2021年10月11日 22時) (レス) @page21 id: 980e68d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - るるっちさん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！！応援ありがとうございます！新作も頑張ります(*´ω`*) (2020年9月23日 21時) (レス) id: 37f755dd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年9月14日 0時
