時透家長女は問題児 ページ13
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〜数日後〜
『いやぁぁぁあ！！』
「待ちやがれ時透姉ェ！！今日と言う今日は許さねぇぞォ！！」
無事に退院したAは悪鬼の如く怒り狂っている不死川さんに追いかけられていた。
『何よ！！さねみんのおはぎをより美味しくしてあげただけじゃん！』
「どこの世界におはぎのもち米金平糖に変えるバカがいるんだァ！！？良いから早く捕まれェ！！」
『絶対に嫌ぁぁあ！！』
「懲りないねAも。まぁ何はともあれ、無事で良かったよ…相変わらず騒がしいけど」
「そうだな善逸。いつもの日常に戻って良かったよ」
本当に良かった。Aが帰って来てくれて。
先生達も皆んな嬉しそうだし。
「また問題起こしてんのかAは」
「姉さん今日も楽しそうだね」
A達の鬼ごっこを見ていたら無一郎くん達がやって来た。
「無一郎くんに有一郎くん！どうしたんだ？」
「姉さんの様子を見に来たんだよ。退院してまだ数日しか経ってないからね」
「なのに何で走り回ってるんだ」
俺は呆れている有一郎くんに苦笑いをしつつそう言えばと気になっていた事を聞いてみた。
「あの後、家でAに変わった様子はあるか？」
「うぅん、大丈夫だよ。でも…やっぱりたまに昔の事思い出して泣いてるみたい」
「…そうか」
明るく振る舞っていてもAが昔の事、特に無一郎くん達や俺の事でたまに悲しそうな顔をする。
Aは『大丈夫だよ』とは言っているが…
そんな時に抱き締める事しか出来ない自分が不甲斐ない
「こればっかりは時間の問題だろ。最近色々ありすぎて容量オーバーしてるだろうしな」
「僕達と違って記憶が戻ってから全然日も経ってないしねぇ」
まぁそうだよな。
特にここ最近はAへの精神的にも肉体的にも負担が大きかった出来事が多すぎたから無理もないな。
焦らず支えていくしかない。
「まぁだけど大丈夫でしょ、炭治郎いるし。…覚えてる？入学式で炭治郎にお願いした事」
「あぁ、覚えてるよ」
覚えてる、忘れるはずがない。
『あ！ゆうくんにむいくん！！お姉ちゃんに会いに来てくれたの！？嬉しい！！」
「おら待て、この問題児がァ！！」
『ちょっ、待ってさねみん！…いやぁぁあ！！』
「…あぁやって騒がしくて、手の掛かる姉だけど頼んだぞ、炭治郎」
「もちろん！今度こそ、一生幸せにしてみせるよ」
今世こそ守り抜く
君の笑顔を二度と失いはさせないよ__。
時透家長女は問題児〜fin〜
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蓮(プロフ) - 翠さん» 翠さんありがとうございます！そんな神だなんで恐れ多いです��(ﾟДﾟ)最近、全然更新出来ずで申し訳ないです…落ち着きましたら更新しますのでまた読んで頂けたら嬉しいですm(_ _)m (2023年1月7日 2時) (
レス) id: 651a3597f5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 蓮さんの作品見て泣かなかったものはない！マジで蓮さんは神！ (2023年1月4日 16時) (レス) @page21 id: 102b9d618a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます！初めて書いた作品なのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです(*´ω`*)今後も面白いと思って頂ける作品を書けるよう頑張ります！！ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - うぅ…最後の方泣いた…(涙脆い)感動しました！ 番外編の腕相撲大会がとても面白かったです！ (2021年10月11日 22時) (レス) @page21 id: 980e68d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - るるっちさん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！！応援ありがとうございます！新作も頑張ります(*´ω`*) (2020年9月23日 21時) (レス) id: 37f755dd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2020年9月14日 0時
