37話 ページ37
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「おはよA」
『おはよー』
無一郎とのデートから数週間後
あれから少しだけ変わった事がある。
「今日学校終わったらどこか行く？」
『うん。ちょっと行きたいお店あるんだよね』
無一郎と放課後に遊びに行く事が増えた事。
「帰りは？」
『そのまま帰る予定』
「そっか。最近Aが泊まりに来ないから寂しいなぁ」
『暫くは大人しくしてないとだからね』
無一郎の家には行くけど泊まらなくなった事。
「まぁね…でもその分たくさん外でデート出来て嬉しいかな」
『…そう』
「あ、照れた？口元上がってるよ」
『っ照れてないよ！』
あの日以来無一郎の言葉や態度に一々反応してしまう事。
「あ、炭治郎と胡蝶さんとこの継子だ」
『カナヲね。いい加減名前覚えなよ』
炭治郎とカナヲが一緒にいても前ほど悲しくならなくなった事もそうだ。
「最近平気なの？あの2人見ても」
『んー最近はね。それほど気にならないかな』
前だったら2人を見た瞬間顔を背けていたけど、今はこうして見ていられるようになった。
何でかは分からないけど……
「そっか。良かったじゃん」
『…そうだね』
無一郎の言う通り良かったんだと思う
自分の中の変化に驚きつつも少しホッとしている
いつまでも炭治郎を好きではいられないしね。
そしてもう一つ最近変わった事、というか気になる事がある。
「あ、無一郎くんちょっといいかな？」
「…また来た」
『……』
ここ数日でよく見るようになったこの女子生徒だ。
「なんの用？」
「数学で分からない所があって…教えてくれる？」
彼女は私と無一郎が話していても構わず話しかけてくる。
「…今Aと話してるから無理。それに僕より兄さんの方が数学得意だから兄さんに聞いたら？」
「えー！…分かったよ、また今度教えてね？」
無一郎の冷めた対応にも負けないあたり肝が座ってるなって思う。
『(多分、この子無一郎の事好きなんだろうな)』
そう思って去ってゆく彼女を見ていたらチラッと振り返って目が合った。
『(ハァ…面倒だなぁ)』
私を睨むその目にこれから起こるであろう面倒事に思わず溜め息を吐いた。
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蓮(プロフ) - 澪凪さん» コメントありがとうございます！！！そう言って貰えて感無量です( ；∀；)今回のMVPは有一郎なんじゃないかって思ってます！！大好きって言ってもらえて本当に嬉しいです！！これからも頑張ります(≧∀≦) (2021年6月9日 0時) (
レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - ああああっ好きですっ！！てか有一郎！いいやつすぎる…！！大好きですこの作品も、蓮さんも！！頑張ってくださいっ！！ (2021年6月8日 23時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 環さん» そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです(；ω；)最近更新が遅くて申し訳ないですホント…orzあと、恐らく50話に収まらないのでまた続編と言う形になりそうですが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！！ (2021年6月6日 11時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ちょっ…！！むいくんカッコいいッ！！！蓮さん最高です大好きです大ファンです (2021年6月6日 8時) (レス) id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 環さん» 2人がこんなデートしてたら良いなって思って書きました(*´ω`*)場所は…夢の国です！（笑） (2021年5月11日 12時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2021年4月9日 22時
