佰参拾弐話 ページ43
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「逃がさないぞ…地獄の果てまで逃げても追いかけて頸を斬るからな…!」
炭治郎たちと合流したは良いが大変な事になっていた
「炭治郎それを使え‼」
「ふざけるな、殺すぞ使うな」
そして炭治郎に刀を投げ渡した無一郎に怒った鋼鐵塚さんも大変な事になっている。
「夜明けが近い‼逃げられるぞ」
「くそガキ‼」
「いたいっ」
『ちょっと鋼鐵塚さんやめて下さいよ‼』
もう誰かこの37歳児どうにかしてよ。
─
「死んでない‼頸を斬られたのに」
おかしい、確かに炭治郎は上弦の肆の頸を斬ったはずなのに何でまだ動いてるんだろう?
『…無一郎、ちょっと行ってくるね』
「うん、気をつけてね」
「何言ってるんですか時透さん!この高さですよ⁈止めて下さいよ‼」
助走を付けて一気に崖から降りると小鉄くんが慌てだした。
「大丈夫だよ、だってAだし」
「正気ですか⁈」
─
クルッと一回転して着地し、炭治郎の下へ走る
『炭治郎‼』
「A‼禰豆子が…」
禰豆子ちゃんが日の光で焼かれてる
早くなんとかしないと…
『炭治郎、あの鬼はどうなってるの?』
「あの鬼は本体じゃない‼本体は心臓の中にいるんだ‼」
『心臓の中?』
「ああ!俺には視えるんだ‼」
何で心臓の中が視えるのかは後で聞くとして…
『そう、心臓ね…分かった』
私は大きく息を吸って刀を構えた。
「ほ、本当にこの高さから降りて何ともないなんて…」
「ね?言ったでしょ、大丈夫だって」
そして足に力を溜め、思いっきり地を蹴る。
「⁉一瞬で鬼に追いついた」
「あの子は鬼殺隊の中で誰よりも身軽で、誰よりも速いんだよ」
『随分と暴れてくれたね。皆んなの事もあんなに傷付けて……』
「星詠みで鬼の居場所を特定して誰よりも速く鬼を狩る。だからAと任務に行く平隊士達は死亡率がとても低いんだ」
『死んで罪を償え…星の呼吸 壱ノ型 星屑斬り‼』
壱ノ型を受けた鬼は粉々になって崩れ落ちた。
「相変わらずエグイ攻撃だなぁ…小鉄くん見えた?」
「え…ぇえ⁈お、鬼が粉々に⁈速すぎてよく見えなかった…」
「でしょ?…誰よりも速く戦場を駆け、星の導きで仲間を救う……それが星柱、六神 Aだよ」
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蓮(プロフ) - 涙愛さん» ありがとうございます!!そのお言葉が執筆意欲に繋がります(;ω;) (2021年2月15日 20時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
涙愛(プロフ) - 今回も最高でしたッッッ (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 澪華さん» 澪華様にとって尊い展開になれたなら嬉しいです(;ω;)このシーン描いて貰えるかなぁ?なんてニヤニヤしながら書いてました(笑)澪華様の絵楽しみです(*´ω`*)土下座で待機してますね! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます!!そして大変お待たせしましたm(_ _)mうちの子が鈍くて鈍くて……。嬉しいお言葉ありがとうございます(;ω;)最後までお付き合いして頂けたら嬉しいです!!! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
澪華(プロフ) - あああぁぁぁぁ……尊いですうぅぅぅぅぅ……!!!!!!!これは早く痣のシーンを描いて抱き合うシーンを描かないと……!!!!!!!頑張りますね……!!!!!!! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 38000b254c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮 | 作成日時:2021年1月17日 12時