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玖拾肆話 ページ5

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『いい天気だねぇカナヲ』




「そうだね」




しのぶさんからまだ任務再開の承諾が下りない私は蝶屋敷の縁側でカナヲと日向ぼっこ中。



師範の所に来たばっかりの時はよく蝶屋敷にお世話になっていたからカナヲとは割とすぐに仲良くなれた。




師範曰く「お前らは地味に似た者同士だからな」らしい。





『アオイが淹れてくれたお茶も美味しいね〜』




「うん……ねぇA、何かあった?」




カナヲの突然の台詞に危うく飲んでいたお茶を吹き出すところだった。




『ゴホッ…な、なんで?』




「いつものAと違うから」




ここ暫く頭の中を占めているのは先日の無一郎の突然の口付け(頬だけど)。



思い出すだけで顔に熱が集まって心臓が痛くなる。





『…そんなに分かりやすい?』





「普段だったら分かりにくいけど今のAは分かりやすいよ、顔も赤いし。何があったの?」





ツンツンと私の頬を突きながら笑うカナヲに意を決して先日起こったことを話す。
















『……という事があったの』





「…それってAと霞柱様との間じゃ普通なんじゃないの?」





『全然普通じゃないよ』





確かによく抱き合ったり、手を繋いだりはしてるけど口付けなんて初めてされたよ。





「そうなんだ。Aたちって距離が近いからいつもの事かと思った」






『違うよ〜……ねぇカナヲ、無一郎はどう言うつもりであんな事したのかな?』





と言うかカナヲにまで距離が近いって言われた。





「私は霞柱様じゃないから真意は分からないけど…でも何となく分かるよ」





『え、何で?教えてカナヲ!』





「ダメ。これはAが自分で気付かなきゃダメだよ」





『え〜……』






せっかくスッキリ出来ると思ったのに




まだ頭を悩ませる日々は続きそうだ…。








─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─





「と言うか分かってないのAだけだと思うよ」





『え、嘘でしょ?ねぇカナヲ、嘘って言って』





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(プロフ) - 涙愛さん» ありがとうございます!!そのお言葉が執筆意欲に繋がります(;ω;) (2021年2月15日 20時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
涙愛(プロフ) - 今回も最高でしたッッッ (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 澪華さん» 澪華様にとって尊い展開になれたなら嬉しいです(;ω;)このシーン描いて貰えるかなぁ?なんてニヤニヤしながら書いてました(笑)澪華様の絵楽しみです(*´ω`*)土下座で待機してますね! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます!!そして大変お待たせしましたm(_ _)mうちの子が鈍くて鈍くて……。嬉しいお言葉ありがとうございます(;ω;)最後までお付き合いして頂けたら嬉しいです!!! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 52dd4b1169 (このIDを非表示/違反報告)
澪華(プロフ) - あああぁぁぁぁ……尊いですうぅぅぅぅぅ……!!!!!!!これは早く痣のシーンを描いて抱き合うシーンを描かないと……!!!!!!!頑張りますね……!!!!!!! (2021年2月14日 19時) (レス) id: 38000b254c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月17日 12時

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