霞柱と共依存3 【鬼滅の刃】

佰肆話 ページ15

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『……寝坊した…』





昨日の甘露寺さ…蜜璃ちゃんとの会話で見事に頭の中がいっぱいいっぱいになっていた。




無一郎の前では平静を装えていたと思うけど…うん、自信ないな。





だから夜も中々寝付けなくてずっと星を見てたら寝坊した。






『あれ、無一郎どこだろう』





部屋を見渡すと机に紙が一枚置いてあった。






「Aへ。気持ち良さそうに寝ていたから起こさないでおいたよ。僕は先に修行しに行くから、Aはゆっくり準備しておいでね」







『ふふ、無一郎は優しいなぁ』






無一郎の手紙に笑みが溢れた




気を遣って起こさないでくれたんだね





無一郎の優しさに胸が暖かくなる。






『早く支度して会いに行こう。天丼、無一郎の居場所分かる?』






「モチロン!早ク行クゾー‼」






『はいはい、すぐ行くよ』






何で天丼が既に無一郎の居場所を知ってるのかはもう今更なので敢えて触れないでおいた。








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『あれ?炭治郎だ』





炭治郎とは昨日温泉上がりに会った。





二ヶ月間目が覚めなかったみたいで心配だったけど、元気そうで安心した。






『…なんか揉めてる?』





よく見てみると、無一郎が小さい男の子を掴んで炭治郎に腕を掴まれていた。






その時、無一郎の左腕が動くのが見えた





炭治郎を殴る気だ。






『っ無一郎!』





無一郎の隊服は間接の動きが分かりにくいように出来ている





だから今の炭治郎は気付かない





私は急いで無一郎の下へ走った。





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