続＝ LOVE！【TH】 (ページ7)

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TH side ページ7

TH「ふわぁぁぁぁぁぁ」
JM「フフ、おっきい欠伸」

昨日のライブにAは来なくて、だからきっと今日は来てくれるはず。
そう思うといつものライブ以上に緊張して昨日の本番とその後の練習で疲れてたはずなのに中々寝付けれなかった。

TH「おっ！…ごめん！先に行っといて！」
JK「…ヒョン？」
JH「ん〜？あぁ、あれはAさんだねぇ」
NJ「あぁ！あいつはまた軽率な…！」
SG「なんかAさん焦ってね？」
JM「…確かに…」

従業員出入り口を通っていると色んなスタッフがバタバタと慌ただしく動き回っている。
今日は40階で結婚式があるって聞いていたし、だからかなと思ったけど、スタッフに指示を出しているAの表情が中学の時にピアノの伴奏を任されて自信がなかった時と重なって、思わず声を掛けずにはいられなかった。

TH「…おい」
「はい！！…テ！！…ちょっと！あんた何してんのよ！」

大声で俺の名前を呼びかけて慌てて小声になったAはまるで幽霊でも見たかのように目を丸くしてビックリしている。

TH「何って顔色悪いから心配になって」
「…何でもない、気にしないで」
TH「気にしないでって顔じゃない」
「本当に！何でもないって！」
TH「ふーん。じゃあその辺の人に聞く」
「ちょ！もう！わかったわよ！…会場の装花をセッティングする業者の人が来ないのよ…さっき電話があって来る途中で事故に遭ったって…怪我はないけど、代わりの人が来るのに１時間掛かるって」
TH「それどうなんの？」
「こういう場合は…開始の時間をずらすか、チャペルの装花のセッティングだけなしでいくか…新郎新婦様に決めていただくんだけど今上で揉めてて…」
TH「んー……あっ！！なんだ！簡単じゃん！お前やれば？その装花のセッティング？とかってやつ」
「は？出来るわけないでしょ？！花の扱いなんて気を付けないとすぐダメになっちゃうんだから！」
TH「あっ、そうなの？んー。もうさ、いっそ楽しめよこの状況」
「楽しめって…楽しめるわけないでしょ？！」
TH「何で？…だってお前、こないだ言ってたじゃん。この仕事好きだって、人の幸せを手伝う仕事だからって。人の幸せを手伝う役目のお前がこんなに眉間に皺寄せてさ、本当に幸せの手伝いになんの？」
「！！」

人差し指をAの眉間に置くとグリグリと押す
Aはびっくりしてたけど直ぐに俺の手を払い除けた

「もう！なによ、急に！」
TH「…A、俺の目、見て？」

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