検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:19,705 hit

3 ページ3

イ「中途半端が嫌なら辞めて養ってもらうっていうのもありだと思うけど?」

「あはは!それは絶対にないです!言ったじゃないですか!私、この仕事が大好きなんです。…仮にテヒョン以外の人とお付き合いしたり、結婚したとしてもこの仕事をやりきった!って思うまで辞める気はないですから。それに、誰かに頼って生きるより、対等に並んで生きていけるような人になりたいんです。」

イ「そっか、なんか安心したよ。相変わらず、新人の頃の熱意のままで。」
「…話、聞いてもらってありがとうございました。」
イ「いや。頑張れよ、きっとお前はいいプランナーになるからさ」

ピピピピピ

イ「はい。…はい、すぐに行きます。…悪い、支配人に呼ばれてさ、あとここ頼んでいいか?」
「いいですけど…最近支配人によく呼ばれませんか?」
イ「ん?あぁ、まぁな。じゃあ、よろしく」





「よし、片付けは大体終わったかな…それにしても先輩長いなぁ〜。もう20分以上も帰ってこないや」

キィィィ

「あ!先輩!おかえりなさ…い」
TH「…今、いい?」
「あ、うん、どうぞ?」

珍しくラウンジにひとりで来たテヒョンはカウンターの席に座る

「…ご注文は?」
TH「んー。コーラ!」
「こ、コーラ?」
TH「うん。もしかしてないの?!」
「いや、あるけど…フフフ、相変わらずコーラばっかり飲んでるのね」
TH「いいじゃん、好きなんだから」

思ったよりも気まずくないのはイ先輩に話を聞いてもらって決意が決まったからかな

「はい、お待たせいたしました」
TH「…ん」

テヒョンはコーラを一口飲むとグラスに着いた水滴を親指でなぞる

TH「仕事、楽しい?」
「…うん。すごく。…大変だけどね、色々。でもやりがいあるよ、誰かの幸せのお手伝いする仕事だもん。…テヒョンは?楽しい?」
TH「…うん。俺もすげぇ楽しい。…あのさ、最後のわがままだと思ってこれ受け取ってくれない?」

"最後"その言葉がテヒョンの口から出てきて
あぁ、テヒョンも私が断るって分かってるんだなって思った。
それに気が付いた途端今までにないくらいに胸がきつく締め付けられて、それがバレないようにテヒョンの手元に目を落とした。





TH side→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
229人がお気に入り
設定タグ:BTS , テテジミン , 青春
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Kira - すごくいいお話でした! (2022年8月13日 21時) (レス) @page26 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:湖都音 | 作成日時:2022年1月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。