フィッシャーズの専属カメラマン！

あと一日 ページ3

ASIDE

「おー、A君。ちょっと後で社長室へ来てくれ。」

・・・怒られるような事はしていない、と思われる。

「なあに、悪いことではない。心配せんでもいい。」

本当か？

「まあ、君しだいさ。」

コツコツと靴を鳴らしていってしまった。

しかし困った。今日は少しぶかぶかのパーカーに下はジャージときた。社長に会うような格好ではないきがする。

「あ、Aさん。」

「はい。」

「またカメラマンの応援きてるよ。撮ってほしいって。」

「わかりました。どこからでしょうか。」

「□■雑誌。アスレチックでやるんだって。ほら、Aさん運動神経いいから。」

「すみませんが予定を聞いといてもらってもいいですか？」

「わかったわ。」

たまに事務所から助っ人を頼まれる。これは少し異例な気がする。

「そうだ、社長室。」

忘れる所だった。

「失礼します。」

「おお、待っていたよ。実はカメラマンとして行ってほしいんだ。」

「？」

普通はそのぐらいでは呼ばれないはずだ。

「本当はこういうときは呼ばないんだが。面倒なんだ。今回いってもらうのはフィッシャーズの所なんだ。」

「！」

「フィッシャーズは女性からの人気が高い。アンチも少なくはないんだ。そこでだ。」

そこで言葉を区切った。

「武道経験があり、優秀なカメラマンであり、何より精神力が強い君に行ってもらおうと思う。」

・・・おう。

「君はヒカキンさんをはじめ、様々なユウチューバーと関わっているにもかかわらず、アンチをかわし、襲われた時には反撃をもしている。この仕事は君が適任なんだよ。」

「わかりました。ちなみに襲われたときは正当防衛という形でいいんですね？」

「もちろんだ。よろしく頼むよ。」



はあ、嫌な予感しかしない。




「ちなみに明日からな。」

「は？」

男性の中→←隣人さん。

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