私の夢… YN・JJside ページ42
深々と頭を下げるAのその行動にリュウ氏もAの言葉に耳を傾ける用意が整ったように見えた。
リュウ「Aさん、君の夢は…なんなんだろう。私に教えてくれませんか?」
そう言われ顔をあげたAが話し始める。
A「今回のミュージカルは、私にとって夢の実現と言うよりも、なんとしても今のこの現状を守りたいという気持ちでいっぱいだった気がしています。
ユノとの事、チームの存続。色んな問題が山積みで、その全ての事を元通りにする事だけを考えてました。その為には、私がリュウさんから言われた条件を満たさないといけないって…」
Aのその言葉を聞いてみんなが納得顔…
ユノとAはやっぱり似ている。
周りの人の為にはどこまでも強くなれる。
A「途中からこれが私の為のプロジェクトだって知った時に、初めて今自分の置かれてる状況に怖くてどうしようもなくなって…
でも、この時ももう、私一人の問題ではなくなってる事を知ってから、また頑張らなきゃって、そう思ったんです。」
なんともAらしい判断。
ここでも自分がこけると必然的に周りのみんなに迷惑がかかるって…そう思ったんだね。
A「生意気な事を言うようですが、私達がいる世界って、全ての人が主役ではいられないって思うんです。
表舞台で活躍する人とそれを支える縁の下の力持ちのような人…
私はどちらかと言うとその縁の下の力持ちになりたい。
誰かをキラキラさせるお手伝いをしたい。
その過程で自分もキラキラしていられたらいいなって、そう思うんです。」
Aの言葉を丁寧にハングルに訳してるユノ。
Aから視線をそらす事なく、ユノの言葉に相づちを打つリュウ氏。
そしてひとこと…
リュウ「それがAさんの夢なんですか?」
その言葉に大きくうなづくA。
A「実は私、このミュージカルの話しをいただく前、すごく迷ってました。
次々に身近にいた唯ちゃんや美樹ちゃん、そして姪っ子の美優までが自分の夢に向かって動き出したのに、私一人だけが立ち止まってる気がして。
このままでいいのかなって…」
Aの言葉を聞いて、その時の事を思い出した。
妙にふさぎこんでいたA。
それは自分が寂しい思いや我慢を強いているからだと思いこんでいた。
でもAの心のうちは違ってたんだねっ…
あの時にAのその思いに少しでも気づいてあげていれば俺達はこんなに寂しい思いをしなくてすんだのかな?
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りえ(プロフ) - はなはなさん、、、ずっと悪い人を書くのが心苦しいんです。悪いキャラは浮かんでこないんです。世の中こううまくは回らないですよね(^_^;) (2012年10月23日 21時) (レス) id: c63e86cf0c (このIDを非表示/違反報告)
はなはな(プロフ) - 復習中♪ペタン(^^)やっぱり幸せ~(^o^)りえさんのお話ってハラハラドキドキはあるけど基本悪い人がいないから、ずーっと幸せ~(^o^) (2012年10月23日 19時) (レス) id: 58befdd3cd (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - SuHyunさん、、、お付き合いいただいてありがとうございました。お気に召していただけましたか?番外編も甘々で続行しています。引き続き妄想の世界へ…(^^;; (2012年9月3日 21時) (レス) id: 646be365f8 (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - ラストは私の妄想が大暴走……w ユノからのプロポーズ、溶けそうです…… ブラボー!! (2012年9月3日 21時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - はなはなさん、、、最後までお付き合いくださってありがとうございました。番外編ではライブと特別な何か?を用意しています。お楽しみに(*^^*) (2012年9月3日 7時) (レス) id: 646be365f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミッキーママ | 作成日時:2012年8月15日 10時