あなたと夢を追いかけて〜第11章

（人１）のお願い。　JJ・JSside ページ34

お〜、久しぶりのニューヨーク！

SMTOWN Live 2012のニューヨーク公演以来…あの時はバタバタで観光らしい観光も出来なかったし…

今回はユノの一件が片付いたら少し夜の街にでも繰り出すかな。

JJ「ねっ、ジュンス。ミュージカル観た後、2人で夜のニューヨークを散歩しない？」

今回、パートナーがいないのは俺と、美樹がスケジュール調整がつかずに参加しないジュンスだけ…

すると、

JS「僕、用があるからダメ〜！」って…えっ、どういう事だよ。

JJ「どうしてだよぉ〜(泣)」

JS「僕も色々忙しいの…」

JJ「美樹が一緒じゃないのに…何が忙しいんだよ(ーー；)」

俺の問い掛けに黙ってしまったジュンス。

一体何を隠してるの？



実は美樹から頼まれ事があって…

昨日も僕達は、いつものようにスカイプで会話。

JS「美樹も一緒に行けたらよかったのに…」

美樹「私だってオッパ達と一緒にAさんのミュージカル観たかったけど…仕事だもん、しょうがないよ。」

こういうところは意外にも美樹の方がしっかりしてるし、あっさりもしてる。

その時、美樹がパソコンの向こうから

美樹「ねぇ〜、オッパ、実は頼みがあるんだけど…聞いてくれる？」

JS「なに？お土産？いっぱい買ってくるよ。何でも言って！」

美樹「あのねっ、唯さんに会って渡してもらいたいものらがあるんだ。」って言いながら、自分の顔の横に何やらCDらしきもの…

JS「あっ、それ…」

美樹「うん、デビューシングル。唯さんには絶対聞いてもらいたくて…
だってこうやって、今私がこの世界で頑張っていけるのは唯さんという最大の理解者とAさんという最大のライバル、そしてオッパという最愛の人が居たから。

だから頑張っている事をどうにかして伝えたいの…お願い、聞いてくれる？」って…

もちろん、速攻でＯＫ。

JS「で、いつ持ってくる？そのＣＤ。明日の朝には発つんだけど…」

ニコニコ笑顔で聞き返すと、ちょっと苦笑いしながら、

美樹「りえさんに預けちゃった…」

喜んで損した(_ _;)

ってな訳で…今日、りえからそのＣＤを預かった僕。

今日、明日は撮影で唯に会うことは出来ないから、最終日にはAに唯の居場所を聞いて、このＣＤを渡す使命を果たさなきゃいけないんだ。

でも唯に会うときにジェジュンヒョンが一緒っていうのは…ちょっとまずいでしょ(ーー;)

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