あなたと夢を追いかけて〜第11章

厄介な恋心。 +MN・（人５）side ページ21

唯「じゃっ、帰ってもう一回合わせようかっ。」帰り支度をしようとした時、

MN『A、僕ももう少しダンス練習したいんでここであと2、3回あわせない？』

もう少しここで練習したいって言ってるんだよね？

ジュリさんをみると、

ｼﾞｭﾘ「もう少し…」

A「練習しようと言ってるんだよね？」

ｼﾞｭﾘ「正解(^^;; すごい、A。単語も結構頭に入ってるみたいだね。」

唯「この子、やる時はやる子だからっ…誰かさんの為にハングルを少しでも覚えたいんでしょ(-｡-;」

唯ちゃんにはやっぱりばれてたか〜(⌒-⌒; )



日本語で盛り上がる3人。

置いてけぼりをくらって、ひとり落ち込んでると

A『ミノ。ごめんね…あと少し練習しようねっ…』

覚えたてのハングルが初々しいAが話しかけてくれた。

MN『だいぶん通じるようになったね。僕が言ってる事わかる？』

A『少しだけど、前よりわかるかも。ジュリ先生の教え方がうまいから…あと、、、』

MN『あと…？』

A『ミノがゆっくり話してくれるからかな(^^;;』そういうとにっこり。思わずその笑顔にドキッ…

ｼﾞｭﾘ『あれ〜、ミノ…顔紅いよ！』って…

ジュリ、ここはサラッと流してよ(ｰｰ;)

唯「ミノ、ダメだからね、Aはユノ一筋なんだから」

唯が言ってる意味、なんとなく想像がつく。

唯の言葉にAの顔が紅く染まる。

はぁ〜、かなわないと思えば思うほど気持ちだけが大きくなっていく。マジでヤバい…


それから唯ちゃんの指導の元、1時間ほどダンスの練習。

3日前なんだからある程度納得がいくように仕上がってなきゃいけないのに…唯ちゃんから何度となく入る手直しに若干凹み気味。

MN『踊る度にいい感じで変わっていくAに、もっと、もっとって…欲が出てくるんだよね。唯の気持ち…わかるなっ(^-^)』

今のミノの言葉はちょっと難しかったので通訳が必要だよ。そう思ってジュリさんを見ると

ｼﾞｭﾘ「Aが唯の描いていたダンスを踊る度に超えていくから、唯がどんどん欲張りになるって(^^;;」

唯「あながち間違いじゃないかも…あんたのその魅惑的な表情は普段はどこに隠れてるのかねっ」って…

これって褒められてるの？けなされてるの？どっちなの？

横目でちらっと私を見るAを愛おしい目で見ているミノ。

厄介な恋心だけど、ミノ本人もどうにも出来ないのかな？

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