あなたと夢を追いかけて〜第６章

眠りにつく場所…　　+秀美・(人３)side ページ46

同じ部屋で寝ていた私の耳に二人の会話が聞こえてきた。

私の背中を包むように抱きしめてくれているユノの腕に力がこもる。

唯ちゃんの切ない気持ちを思うと私まで涙がこぼれた。

そんな私の気持ちを感じとってくれたのか、ユノが小声でつぶやいた。

YN「唯なら大丈夫…でも今日は唯のそばにいてあげて…」

A「ユノ・・・」

私の声にこたえるようにユノがもう一度強く抱きしめてくれた。



色んな場所で雑魚寝。

我が家はそんなに広くないってことを改めて感じた。

とりあえず、私の今の使命はみんなを無事に我が家から送り出す事！

まずは朝食を作らなきゃ！

キッチンへ向かうと後ろから誰かの人影…

りえ「おはよう〜・・・」起きてきたのは、りえだった。

秀美「早いじゃん…やっぱり眠れなかった？」

りえ「まぁ〜ねっ(笑)周りにいろんな人寝てたら熟睡はできないよね・・・」

秀美「そうだよね、予想通りの展開になっちゃ困っちゃうもんね(^_^;)」

私の言葉に真っ赤になるりえ。

いつまでたってもあんたってかわいいよね(苦笑)



私が寝ていた部屋は、真紀子とチャンミン。

真紀子と向かい合うように美樹、

そしてその美樹と背中あわせでジュンス…

そしてちょっと離れたところに私とユチョンが眠っていた。

部屋に向かう前に最後まで眠る位置を悩んでいたジュンス。


JS「ユチョンの横に寝てもいい？」

YC「ダ〜メ〜！俺とりえの邪魔しないで。」

そんな邪魔だなんて事ないのに…

ちょっとユチョンの顏を覗き込むとかわいいウィンク。

一体何をたくらんでるの？


寝る場所を探しているジュンスが腰を下ろしたのは、先に寝ていた真紀子の横。

するとトイレから戻ってきたチャンミンから

CM「どこに寝ようとしてるの！ヒョン…」

JS「くっついて寝ようとしてるわけじゃなくって…ちょっと間を開けて…」

モゴモゴいってるジュンス…

CM「あっち、しっ、しっ、美樹の横が結構あいてるし…」もしかしてチャンミンもグル？

JS「小っちゃくなって寝るからここで寝かせてよ〜」困った顏のジュンスに首をぶんぶんと横に振りながら

CM「狭いから、ヤダ。」がっくりと肩を落として枕代わりのクッションを抱えて美樹の横へ移動。

かなりの狭いスペースにも関わらずもっと体を小さくして美樹に背中を向けて横になった。

その光景をみながら、ユチョンが私の横で

YC「素直じゃないっすね〜」って…そう言うことだったの？

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