あなたと夢を追いかけて〜第６章

久しぶりのご対面！ +YNside（訂正あり） ページ32

それからのしばらくの間、色々な憶測やゴシップが溢れかえった週刊誌。

事実無根のくだらない記事もあったけど、嬉しい事にファンの反応は好意的なものが多かった。

いよいよ明日、ユチョン達が向こうでの一連の仕事を終えa-nationのライブの為に日本へ戻ってくる。そして空港で囲み会見をする事になっているみたい。

今朝、仕事に行く前にりえから電話で、
りえ「ユノ、色々迷惑かけてごめんね…A、ユノに逢えなくて寂しいって泣いてるんじゃないかな？ それが一番心配だよ。」

こんな大事な時期にも、自分の事より周りの人の事なんだ。

YN「毎日電話で話してるし、a-nationが近いから結構忙しくしてるみたいで、寂しい思いをしてるのは案外俺の方かも(苦笑)」

りえ「そうなんだ。こういう時って意外と女の方が強いのかな？」電話の向こうでりえが笑ってる。

YN「それより、りえの方は大丈夫なの？ レポーターの人に追っかけられたりしてない？」

りえは、会社sideから明日の会見が終わるまで、あまり出歩かずにじっとしてって言われてるみたいで…

りえ「一人だと心配だからって、今は秀美んちに居候状態。

お世話になりっぱなしで心苦しんで夕飯の用意とか、あとお掃除とか、花嫁修行しながら過ごしてるの。でもね、、、」

YN「どうした？」

りえ「私、今回の事で、長い事お仕事休んじゃってるでしょ…それで改めて気づいたんだけど、メイクの仕事が大好きみたい。

早く現場に戻りたくてうずうずしてるんだ。」

なんだかりえらしい…

YN「いつから復帰？」

りえ「ユチョンの会見が終わったら、復帰してイイよって…だから、明日はドキドキする日でもあるけど、嬉しい日でもあるの。

ユチョンに逢えるし、またユノ達と仕事出来るし…」りえの声が弾んでる。

やっといつものりえが戻ってきた気がした。



a-nationの最終打ち合わせが明日から始まる。

ユチョンとジュンスが帰ってくる。

そして、いちダンサーとしてユノと逢える…

実質逢えなかった時期はそんなに長くなかったはずなのに、やっぱり嬉しくてたまらない。

いつもはユノから電話を待つばかりの私だけど、今日は私からかけてみた。

いつも話しているのに自分からかけるのはちょっぴりドキドキ。

YN「A…どうした？急用？」って…いつものユノの声。

でもなんて言おう？ここは一つ素直になって、

A「明日逢えると思うと嬉しくて、早く声が聞きたくなったの。」

ﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらない〜…　+（人１）・YNside→←想定内。 YC・YNside

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