運命の恋、拾われました

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久しぶりに飲みに行こう！


そう誘ってくれたのは同僚の彩子だった




私の数少ない友人の一人





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ほぼ同時期に此処で働き始めた彩子



元々の性格が似ているのだと思う
付かず離れずの、ちょうどいい距離感が大好きだ






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仕事が終わって、更衣室で着替えを済ます

「どこ行くー？」

彩「んー、明日Aも休みっしょ？
ちょっと都会まで繰り出しますか！」


職場は都心から離れた場所にあるから
普段は職場近くの居酒屋に行くんだけど



今日は、珍しい






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________もう少し、オシャレな格好してこれば良かった




いつも職場へ行くだけだから

もちろん、今日もそのつもりだったから
Tシャツにパンツ、そして羽織物っていう何の変哲もない格好





彩子もいつもはそんな感じなのに....

_________おいお前、今日飲みに行く気満々だったろ





くっそー、行く気だったんなら前日なり朝なり
連絡くれたら良かったのに






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今更言ってもどうしようもない愚痴は
飲んだ時にでも言ってやろう


そう決めて彩子と電車に乗り込んだ





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「彩子さん、随分オシャンティーな場所をご存知なんですね」


彩「一回来てみたかったんだよねー♩」






_________こんなお店なら尚の事言って欲しかったです





「ってゆうか、私の今日の格好を見てもこのお店に行こうとするあんたを尊敬するよ！」



彩「大丈夫、大丈夫！
あんた顔が派手だからどんなシンプルな服着ててもオシャレに見えるから！」







褒められてるの？ 貶されてるの？

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