運命の恋、拾われました

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あの日、クマのスタンプの返信は

なんだかよく分からない、ハゲた男の人のキャラクターがペッペッペーと歌うスタンプだった


マナーモードにしておけば良かった
電車の中で開かなければ良かった

すごく後悔したし恥ずかしかった



でももっと恥ずかしかったのは

それを見ながらニヤニヤしている自分の顔が電車の窓に映ってしまっていたから





イマドキ女子のように可愛く
携帯を見て、ニコニコ幸せそうにするならまだしも

そこらのオヤジが
変なサイトなどを覗いている時のような


気持ち悪いニヤニヤ顔だったんだもん




自分、気持ちわるぅううう！！




誤魔化すように携帯の画面に視線を戻す


『これ、何のスタンプですか？』


そう送るとすぐに既読マークが付く




岩『知らない？ トレンディエンジェルっていうお笑いコンビの方だよー！』


それに続いて『斎藤です』のスタンプが送られてきた




もっと流行りを勉強しなくては！
と思えた一日だった









家に帰って家事をして

軽く夕ご飯を食べて、お風呂に入る




お風呂に入って今日の反省をするようになったのは、いつからだろう


随分前から習慣化されたそれを今日もする





_______今日は沢山覚えて起きたい事が起きた




イワタさんと出会って

お話しして


植物図鑑はキュンキュンして

マスターにご馳走になった





そして__________
今日は何か間違った選択をしていないだろうか


ちゃんと、お礼は言った
挨拶もした
誰かに恨まれるようなことは_____していない









あ、イワタさんと話してたから睨まれたんだ






また誰かを不快にさせてしまった_______



いくら不可抗力だとしても、そんな気持ちにさせたのは私だ





気をつけよう









そして

お風呂から出たらイワタさんについて色々調べてみよう

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