運命の恋、拾われました

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『ごめんなさい。まさに今調べてました。

岩田さんじゃないんじゃないの？って写真もありました





こんなに沢山の表情が出来て羨ましいです』







この人に嘘をついてもどうせバレてしまう気がして

ここでもバカ正直に答えてみる





______地雷だけは踏まないように気をつけて








岩『本当？ どの写真だろ？

ありがとう！
色んな表情が出来るようになったんだよ


元から出来ていた訳じゃないんだ



期待されている事を、期待に添えられるようにしているだけだよ』









____________姉さん、さっそく踏んじゃったみたいです









思わずLINEを閉じて
すぐに電話帳を開く




お目当ての名前を探し出す

一瞬だけ迷ったけど......




この選択は間違えてない
その自信はあったから、彼の名前をタップした









岩「もしもし？



どうしたの？」






先程、顔から剥がれ落ちたパックを拾い上げてゴミ箱へ捨てる




「すいません、Aです。


今お時間よろしいですか？」




キッチンでお湯を沸かし始めた


岩「どーしたの、かしこまって。笑

今仕事から帰ってきたんだー！だから大丈夫だよ」



時計を見ると、11時を過ぎたところだった






こんな遅くまで_______________




「お仕事お疲れ様です。


お疲れなのに、私なんかの為に手を煩わせてしまって申し訳ないです。







さっきの、失礼な言い方してしまいました。

まるで何にもしなくても初めから出来るみたいな言い方....」





岩「ごめんごめん！

そんな重く考えないで！



そんなつもりで言ったんじゃないんだよ







ただの、ちょっとした愚痴.....かな？笑」









この人は、自分を知り尽くしてるから強い人だと勝手に思い込んでた









強い人ほど、弱いのを必死に隠してるものだ









魅せ方が上手いだけで





本当は誰よりも弱く、繊細な人なのかも_____

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