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「「うわ〜〜〜〜〜っ」」
二人から漏れる声がハモる。いや、誰だって此処へ来ればこうなるだろう
岩「なんか、本当にパワーのある場所って空気感が違うよな」
「____うん。今、まさにそれを実感してるー」
さすが世界屈指のパワースポットと言われるだけある。観光客であふれているのに何故か静寂な空気がここには流れているみたい。
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外観的には最大の特徴となっている十字架の前に立つ
十字架を通して見ているからなのかな?昨日よりうんと神聖な景色に見えてくる
岩「昨日Aが挫いたところは、あの変かな?」
「ちょっ!別にそこは探さなくていいから!」
セドナの綺麗な景色を眺めていると、横から何かが松葉杖に激しくぶつかってきて、思わず挫いていた足を地面に付いてしまった
痛みと衝撃で剛典の方へ倒れてしまった私を、彼が支えてくれる
岩「大丈夫?」
「う、うん。ビックリしたー」
『We're sorry』
そちらに目を向けると小さな男の子とそのお母さんらしき方がこちらに謝っているのが分かった。
きっとこの男の子が私の松葉杖にぶつかってしまったんだろう
岩「No problem. Are you Okey?」
男の子「I'm Okey」
ここまでは聞き取れた。私だって人並に勉強はしていたから
そこからの剛典とお母さんの会話は全く付いて行けない。たま〜に知ってる単語が出てくる程度だ。笑
男の子「綺麗な指輪だね」(分かりやすく、ここからは日本語でお楽しみください)
剛典とお母さんの会話を聞いているのに飽きたのか、男の子が私の薬指の指輪を見てそう言った
「ありがとう。私もそう思う。この色が大好きなの」
男の子「お姉ちゃんに良く似合ってるよ!二人は結婚してるの?」
「ううん。まだ。でも近いうちにしたいと思ってるの」
男の子「そうなんだ!僕のママとパパもここで結婚のお約束をしたんだって!お姉ちゃんたちもここで約束をすれば、ずっと一緒に居られるよ!ママたち、いつもすっごくラブラブだから!」
私の手をいろんな角度に向けて、宝石が放つ多彩な色を楽しみながら男の子がそう教えてくれた
その子の目もとてもキラキラしていて、彼の純粋さを物語っているようだった
岩「そっか!じゃあ僕も此処で愛を誓おうかな?君、証人になってくれる?」
男の子「うん!勿論だよ!」
いつから私たちの会話をきいていたのか分からないけど、剛典がそう言うと、まるで自分の事の様に嬉しそうにする男の子
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みちゅ(プロフ) - りのさん» ありがとうございます!月に一度!!作者より多い(笑)そんなに読み込んでもらえるなんて作り手冥利に尽きます。これからも更新頑張ります! (2018年9月18日 12時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - みーゆーなーさん» お返事遅くなりました!こんな更新の遅いお話にそんな事言ってくださって嬉しい限りです。14章、公開させてもらいましたので是非!! (2018年9月18日 11時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 初めまして!月に一度は1章から読んでます^ ^14章も楽しみにしています♪ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
みーゆーなー(プロフ) - 初めてコメントします。いつもドキドキしながら読んでます!1日の終わりに読むこの時間が至福の時です♪14章も楽しみにしています! (2018年8月28日 23時) (レス) id: d7a3d0d082 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みちゅさま コメントありがとうございました。すみませんでした。 (2018年8月10日 12時) (レス) id: 3c3903dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年7月13日 10時