🍥にいろいろしてみる (ページ20)

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お風呂ページ20

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『お風呂入ってくる〜』
「は？」
『え？』

いつもは夜ごはんを食べたあとにお風呂に入るのだが、やることがなくなってしまったのでパジャマや下着やらを持って脱衣所に向かおうとなるせに一言声をかけると謎にキレられた。

「今日一緒に入るでしょ」
『えそうなの？』
「あーーー俺はずっとAと一緒に入るつもりでいたのになーーー！」
『いや流石になるせの心の中まで読めないし』

私がそう言うとなるせは泣いた真似をして「おりだけが好きだったんだふーーん…ふぇえん」と最近よく聞く一人称を使って拗ねはじめた。相変わらず泣き真似うまいのなに。

「てかなんで今日に限ってご飯前なの」
『いややることないし入っちゃおっかなって』
「ふーんじゃ俺も入ろーっと」

私に拒否権はないみたい…。いやだと断る前になるせはすぐ立ち上がってるんるんと部屋にパジャマやらを取りに行った。いや別に一緒に入るのが嫌なわけじゃないんだけどさ？明るくて恥ずかしいじゃん。
そんな私の気持ちとは裏腹に一緒に脱衣所に入ってきたなるせはご機嫌だ。

『ちょっと、私が先に入るから出てって！』
「なに今更恥ずかしがってんの、はいはい脱いで下さーい」
『ねぇ！！！』

私の抵抗は虚しくなるせも所詮男なので簡単に脱がされてしまった。先にさっさと湯船に入って縮こまっているとなるせはニヤニヤして心底楽しそうにしていた。

「はあ〜〜あったか、Aちっちゃ、やわらか」
『ちょっと変なところさわんないで』
「えーーーー？聞こえませーん」
『怒るよ』

一緒に湯船に入って後ろから抱きしめられるような体制になるとお腹を触って段々と上に上がってくる手を塞いだ。すると次は手を恋人繋ぎにされた。本当に隙がない。

「ガチで毎日一緒にはいらん？」
『やだ恥ずかしいしぬ、ていうかたまにのほうが特別感あるんじゃない？』
「うわーーーー一理(いちり)あるわ、究極すぎるんだけどマジで」

なるせはそう言ってお湯をバシャバシャした。ねえ無茶苦茶に顔に水がかかったんですけど。
私が「ねえ水！！」と怒るとなるせはごめんごめんと軽く謝ってタオルで私の顔を拭いた。

『もー目に水はいった』
「A、」
『ん？どうしっ、ん、』

突然真面目な口調で名前を呼ばれタオルの隙間からなるせの顔を見ると熱を帯びた目をしていて。まずいと思った頃には唇を奪われていた。

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『の、のぼせた…』
「Aがかわいいのがずるいからねマジで」

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